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その他

日焼け後の肌のヒミツ~サンバーンを知って美肌キープ~

燦々と降り注ぐ太陽の光は、私たちを明るい気分にしてくれます。青い空に輝く太陽は、まさに生命の源であり、心身に活力を与えてくれる存在です。しかし、その光を浴びすぎると、肌にとっては負担になってしまうことも。太陽光には、目に見える光だけでなく、目に見えない紫外線と呼ばれる光も含まれています。紫外線は、波長の長さによってUVA、UVB、UVCの3つに分類され、それぞれ異なる影響を肌に与えます。 その中でも特に気を付けたいのが「サンバーン」です。サンバーンとは、紫外線を浴びすぎることで肌に炎症が起き、赤みやヒリヒリとした痛みを感じたり、水ぶくれができてしまう状態のことです。主な原因は、UVBと呼ばれる波長の短い紫外線です。UVBは、肌の表面に作用しやすく、短時間で赤みや炎症を引き起こします。サンバーンは、単に肌が赤くなるだけでなく、シミ、そばかす、しわなどの原因にもなります。また、繰り返しサンバーンを起こすと、将来的に皮膚がんのリスクが高まることも懸念されています。日焼け止めをこまめに塗ったり、帽子や日傘などで肌を覆ったりして、紫外線対策をすることが大切です。
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その他

五感を満たす化粧品体験:サイコレオロジーへの招待

毎日のように使う化粧品。その使い心地が良いと、気分も上がりますよね?なめらかさ、しっとり感、みずみずしさ…。こうした心地よさは、実は感覚的なものだけでなく、科学的な裏付けがあるのです。 それを解き明かすのが「サイコレオロジー」。聞き慣れない言葉かもしれませんが、人の心理や感覚と、製品の物理的な特性との関係を探る学問です。化粧品の場合、このサイコレオロジーは、使用感と心の満足感の関係を深く探求します。 例えば、クリームの滑らかさ。単に成分だけで決まるのではなく、肌の上でどう伸びるか、抵抗感はどうか、といった要素が、私たちの「心地よい」という感覚に影響を与えます。また、香りは感情や記憶に結びつきやすく、リラックス効果や高揚感をもたらします。 サイコレオロジーに基づいた化粧品開発では、こうした感覚を数値化し、分析します。テクスチャーや香り、容器のデザインに至るまで、あらゆる要素が研究対象です。五感を刺激し、使う人の心を豊かにする。それが、サイコレオロジーの目指す化粧品です。
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日焼け止め

日焼け止めだけじゃない!サンプロテクターの選び方

- サンプロテクターとは? サンプロテクターとは、太陽光に含まれる有害な紫外線から肌を守るための化粧品です。日焼け止めとも呼ばれ、日焼けによる肌の赤みや炎症を防ぐ効果があります。 紫外線には、波長の長い順にA波(UVA)、B波(UVB)、C波(UVC)の3種類があります。UVCはオゾン層に吸収されるため、地上に届くことはほとんどありません。 UVBは、肌の表面に作用し、短時間で赤みや炎症を引き起こす紫外線です。いわゆる「日焼け」はこのUVBによる影響です。一方UVAは、UVBよりも波長が長く、肌の奥深くまで到達します。UVAは、シミやそばかす、たるみなどの原因となり、肌の老化を促進させるため、近年その対策の重要性が叫ばれています。 サンプロテクターは、これらの紫外線をカットすることで、肌トラブルから肌を守ります。最近では、日焼け止め効果に加えて、シミ・そばかすを防いだり、肌の老化を予防する効果を謳った製品も多く販売されています。 一年を通して降り注ぐ紫外線から肌を守るためには、サンプロテクターはもはや季節を問わず、毎日のスキンケアに欠かせないアイテムと言えるでしょう。
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その他

化粧品の鮮度を見極める「酸価」

- 酸価とは? 化粧品を選ぶ際、成分表示を確認する方は多いと思いますが、「酸価」という言葉を目にしたことはありますか? 酸価とは、化粧品原料に含まれる脂肪酸の量を数値化したもので、油脂やろう類といった成分が、どれくらい酸化しているかを示す指標です。 わかりやすく説明すると、新鮮な油はサラサラとしていますが、時間が経つにつれて空気に触れ、酸化が進むことで、粘り気が出て、風味が落ち、最終的には腐敗してしまいますよね。 この、油脂やろう類の酸化の度合いを示すのが酸価です。酸価の値が大きいほど、酸化が進んでいることを意味し、品質が劣化している可能性があります。 化粧品に配合される油脂やろう類は、製品の品質を保つために、適切な方法で保管され、酸化防止剤などが添加されている場合もあります。 しかし、開封後や保管状態によっては、時間の経過とともに酸化が進むことがありますので、注意が必要です。 酸価自体は、化粧品の使用感や安全性に直接影響を与えるものではありませんが、酸化が進んだ油脂やろう類は、肌への刺激となる場合や、化粧品の品質を低下させる可能性があります。 そのため、酸価は、化粧品の品質を評価する上で、重要な指標の一つと言えるでしょう。
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トリートメント

酸性リンスで美髪を手に入れる

- 酸性リンスとは酸性リンスとは、その名の通り酸性の性質を持つリンスのことを指します。私たちの髪は、本来弱酸性に保たれている状態が最も健康であると言われています。しかし、毎日のヘアケアで使用するシャンプー剤にはアルカリ性のものが多く、洗浄力の高さゆえに、髪に必要な油分まで取り過ぎてしまうことがあります。 そこで登場するのが、酸性リンスです。酸性リンスには、クエン酸や酢酸といった酸性の成分が配合されており、アルカリ性に傾きがちな髪を中和し、弱酸性の健康な状態へと導く役割を担います。 酸性リンスを使用することで得られる効果は、髪のパサつきを抑え、しっとりとしたまとまりの良い髪へと導くことです。また、キューティクルを引き締める効果も期待できるため、カラーやパーマの持ちを良くする効果も期待できます。 毎日使用するシャンプー剤がアルカリ性のものの場合、酸性リンスを併用することで、髪本来の持つ美しさと健康を保つことに繋がります。
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その他

髪やお風呂に色の魔法を!酸性染料の秘密

毎日のように使う口紅やチーク、アイシャドウといった化粧品。鮮やかな色の数々に、心ときめく方も多いのではないでしょうか?これらの美しい色は、「酸性染料」という種類の色素によって生み出されています。 酸性染料は、その名の通り酸性の性質を持つ染料です。水に溶けやすく、鮮やかで美しい発色が特徴です。食品や衣類など、様々なものに使用されていますが、特に化粧品においては、その安全性の高さから広く利用されています。 口紅やチークなどに使用される場合、酸性染料は粉末状に加工され、油脂やワックスなどの成分と混ぜ合わされます。こうすることで、肌への密着度が高まり、鮮やかな色が長時間持続するのです。また、アイシャドウに使用される場合には、粒子の細かさや配合を調整することで、光沢感や色の濃淡を表現することもできます。 このように、酸性染料は、私たちが普段何気なく使用している化粧品の美しい色や質感を実現するために、欠かせない役割を担っているのです。
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