「コ」

- 自律神経とは？私たちの体には、自分の意思とは関係なく、生命を維持するために様々な臓器をコントロールしている神経があります。これが自律神経です。自律神経は、心臓を動かしたり、呼吸をしたり、体温を調節したりと、生きていく上で欠かせない機能を24時間体制でコントロールしています。例えば、暑い日に体温が上がると、自律神経は皮膚の血管を広げて熱を逃がし、汗をかいて体温を下げようとします。反対に、寒い日には、血管を縮めて熱を逃がさないようにし、筋肉を震わせて熱を生み出します。この自律神経は、大きく交感神経と副交感神経の2つに分けられます。交感神経は、活動している時やストレスを感じている時に優位になります。交感神経が優位になると、心拍数が上がり、血管が収縮し、呼吸が速くなります。まるで、アクセルを踏んで、身体を活動モードにするように働くのです。一方、副交感神経は、リラックスしている時や睡眠時に優位になります。副交感神経が優位になると、心拍数は落ち着き、血管は緩み、呼吸もゆっくりになります。こちらはまるで、ブレーキを踏んで、身体を休息モードにする働きです。このように、自律神経は状況に応じて、交感神経と副交感神経がバランスを取りながら、私たちの体の機能を調節しているのです。

- 携帯に便利なデザイン コンパクトな容器はその名の通り、小さくて持ち運びやすいことが一番の魅力です。鞄や化粧ポーチに入れても邪魔にならず、外出先でも簡単にメイクを直せるので、多くの女性に人気です。 特に、旅行や出張などで荷物を減らしたい時には欠かせないアイテムと言えるでしょう。小さいながらも普段使い慣れた化粧品を持ち運べるため、旅先でも安心してメイクを楽しむことができます。 また、コンパクトな容器はデザインも豊富です。シンプルなものから可愛らしいもの、高級感のあるものまで、様々なデザインがありますので、自分の好みに合わせて選ぶことができます。 さらに、最近では環境問題への意識の高まりから、詰め替え用が販売されている商品も増えています。コンパクトな容器を繰り返し使うことで、ゴミの削減にも貢献できます。

皆さんは、普段どのような石けんで身体を洗っていますか？固形や液体、泡で出てくるポンプタイプなど、様々な種類の石けんが販売されていますよね。 日本では、昔からなじみのある固形石けんだけでなく、手軽に使えるボディソープも人気ですが、世界に目を向けると、近年「コンバー」と呼ばれる石けんが主流になりつつあります。 「コンバー」と聞いても、どんな石けんか想像がつかない方も多いのではないでしょうか。 コンバーとは、牛脂や植物油などの天然油脂を原料に、化学的な処理を加えて作られた固形石けんのことを指します。 「合成」という言葉から身体に悪そうなイメージを持つ方もいるかもしれませんが、心配はいりません。 実は、日本のドラッグストアなどで見かける石けんの多くも、このコンバーに分類されます。 コンバーは、泡立ちが良く、洗浄力が高いという特徴があります。 また、製造過程で不純物を取り除くため、品質が安定しているというメリットもあります。 さらに、価格が比較的安いことも、世界中で愛用されている理由の一つと言えるでしょう。 毎日使うものだからこそ、石けん選びは重要です。 色々な石けんを試して、自分に合ったものを見つけてみてくださいね。

- コンダクタンスとは？電気の通りやすさを示す言葉に「コンダクタンス」というものがあります。 物質や物体が電気をどれだけ伝えやすいか、その度合いを表す指標です。-# コンダクタンスと電気抵抗の関係コンダクタンスは、電気抵抗と密接な関係があります。 電気抵抗は電流の流れにくさを表すのに対し、コンダクタンスは電流の流れやすさを表すため、この二つはちょうど裏返しの関係にあります。 つまり、電気抵抗の値が小さいものほど電流は流れやすく、コンダクタンスの値は大きくなります。 -# 身近な例で見るコンダクタンス私たちの身の回りには、電気をよく通すものがたくさんあります。 例えば、金属製の電線は電気を良く通すため、電気を家庭まで届けるために利用されています。これは、金属の中に電気を運ぶ役割をする自由電子が多く存在し、電流が流れやすい状態になっているためです。 反対に、ゴムやガラスは電気をほとんど通しません。 電気を通さない物質は絶縁体とも呼ばれ、電化製品のコードを覆うカバーなどに使われています。 これらの物質は、金属とは異なり自由電子が非常に少ないため、電流が流れにくい性質を持っています。このように、物質によって電気を流す能力、つまりコンダクタンスは大きく異なり、私たちの生活の様々な場面で利用されています。

- コロイド分散系とは物質が極めて細かく砕かれ、別の物質の中に均一に混ざり合っている状態を、コロイド分散系と言います。イメージとしては、砂糖や塩を水に溶かした状態に似ています。しかし、コロイド分散系は、砂糖や塩が水に溶けた状態よりも、さらに粒子が小さく、その大きさは1ナノメートルから1マイクロメートル程度しかありません。これは、髪の毛の太さの約1万分の1から100分の1という、肉眼では到底見ることができない微小な世界です。この目に見えないほど小さな粒子が、実は化粧品の質感や効果に大きな影響を与えています。例えば、乳液やクリームの滑らかな感触、ファンデーションのカバー力や透明感、化粧水の浸透力などは、コロイド分散系によって実現されているのです。コロイド粒子は、その大きさや形状、表面の性質によって、様々な顔つきを見せます。コロイドの状態が安定していると、粒子は均一に分散したままになりますが、不安定になると、粒子が結合して大きく成長したり、沈殿したりすることがあります。化粧品の品質を保ち、使い心地を良くするためには、コロイドの状態を安定化させる技術が欠かせません。長年の研究開発により、様々な工夫が凝らされ、私達は、高品質な化粧品を手にすることができるようになっているのです。