知っておきたい!カンジダ症と化粧品
- よくある皮膚トラブル、カンジダ症とは?
カンジダ症は、カビの一種であるカンジダ菌が、皮膚や粘膜で過剰に増殖することで発症する皮膚の病気です。
口の中や腸、女性の膣など、私たちの体には、通常でも少量のカンジダ菌が存在しています。
これらは、健康な状態であれば、他の菌とバランスを保ちながら、特に悪影響を及ぼすことなく共存しています。
しかし、高温多湿の環境下や、免疫力が低下している時など、体の抵抗力が弱まっている状態になると、カンジダ菌は急激に増殖しやすくなります。
例えば、汗をたくさんかいたり、体が不衛生な状態が続いたりすると、カンジダ菌にとって増殖しやすい環境が整ってしまいます。
その結果、皮膚に炎症を引き起こし、赤みやかゆみ、水ぶくれなどの症状が現れることがあります。これが、カンジダ症と呼ばれる状態です。
カンジダ症は、体のどこにでも発症する可能性がありますが、特に皮膚が薄く、湿気がこもりやすい部位、例えば、わきの下や股間、乳房の下などに症状が現れやすい傾向があります。
また、赤ちゃんや高齢者、糖尿病などの基礎疾患を持つ方など、免疫力が低下しやすい方は、カンジダ症を発症するリスクが高くなるため注意が必要です。