黄体

- ホルモンとは？ 私たちの体には、健康を維持し、様々な活動を行うために、驚くほど精巧なシステムが備わっています。そのシステムを円滑に動かすために、体内で作られる化学物質の一つが「ホルモン」です。 ホルモンは、特定の器官で作られ、「内分泌腺」と呼ばれる器官から分泌されます。脳の下垂体、首の甲状腺、腎臓の上にある副腎などがその代表例です。 ホルモンはごく微量でも、血液に乗って全身を巡り、特定の細胞にメッセージを届けるという重要な役割を担っています。まるで、体の各所に指示を出す「伝令役」のような存在と言えるでしょう。 そして、それぞれの細胞に備わった特定の「受容体」と結びつくことで、具体的な作用を発揮します。 その働きは実に多岐に渡り、体の成長や代謝、睡眠、体温調節、そして生殖機能など、生命活動の根幹に関わるものばかりです。 例えば、成長ホルモンは骨や筋肉の成長を促し、インスリンは血液中の糖の量を調節します。また、女性ホルモンや男性ホルモンは、それぞれ女性の体つきや男性の体つき、そして生殖機能に深く関わっています。 このように、ホルモンは私たちの体が正常に機能するために欠かせない、重要な役割を担っているのです。