知って対策!思春期の肌トラブル、にきびの原因とケア
思春期を迎えると、多くの人が経験する肌の悩みのひとつに「にきび」があります。顔はもちろんのこと、胸や背中などにもできてしまう赤いブツブツは、見た目も気になり、ついつい触ったり隠したりしたくなりますよね。
そもそも、なぜ思春期になるとニキビができやすくなるのでしょうか?その答えは、体の変化と深く関わっています。思春期は、成長ホルモンの分泌が活発になるため、皮脂の分泌も活発になります。皮脂は本来、肌のうるおいを守るために必要なものですが、過剰に分泌されると毛穴に詰まりやすくなります。そして、毛穴に詰まった皮脂を栄養源として、アクネ菌が増殖し、炎症を起こしてしまうのです。これが、私たちが「ニキビ」と呼んでいるものです。
また、思春期はホルモンバランスの変化だけでなく、環境の変化やストレスも受けやすい時期です。不規則な生活や睡眠不足、偏った食事なども、ニキビを悪化させる要因となります。
ニキビを予防するためには、毎日の洗顔で毛穴の汚れを落とすこと、バランスの取れた食事や十分な睡眠を心がけることが大切です。そして、ニキビができてしまったら、自己流のケアで悪化させてしまう前に、早めに皮膚科を受診しましょう。