肌色

私たちは日々、太陽の光の下、室内の電灯の下など、様々な光の中で化粧をしています。しかし、光の種類によって色の見え方が変わることを意識したことはありますか？例えば、同じ口紅を使っても、太陽の下でははっきりと色が映えるのに、蛍光灯の下では色がくすんで見えてしまうことがあります。これは、光源によって色の再現性が異なるためです。 太陽光は、様々な色がバランス良く含まれているため、物を自然な色で見ることができます。そのため、太陽光の下で見る色は、私たちが普段認識している色に最も近いと言えます。一方、蛍光灯は、太陽光に比べて青色や緑色の光が強いため、肌の色が青白く見えたり、化粧の色が実際よりもくすんで見えたりすることがあります。また、電球色の照明は、赤色や黄色の光が強いため、肌の色が健康的に見えたり、温かみのある雰囲気を作り出したりする効果があります。 このように、光源によってメイクの見え方が大きく変わるため、化粧をする際には、その場所の光源に合わせた化粧をすることが大切です。例えば、太陽光の下で活動する場合は、自然な発色の化粧品を選び、蛍光灯の下で過ごすことが多い場合は、くすみを飛ばす効果のある明るい色の化粧品を選ぶと良いでしょう。また、化粧をする場所の照明の色温度を確認することも重要です。色温度とは、光の色の見え方を数値化したもので、単位はケルビン（K）で表されます。色温度が低いほど暖色系の色になり、高くなるほど寒色系の色になります。一般的に、太陽光の昼間の色温度は約5500K、蛍光灯の色温度は約4000～6500K、電球色の色温度は約2700Kと言われています。 このように、光とメイクの関係性を理解することで、より自分に合ったメイクを楽しむことができます。

- 演色性ってなに？私たちは普段、太陽光や照明の光によって周囲のものを見えています。しかし、同じものでも光の種類によって色の見え方が変わることをご存知でしょうか？ 例えば、太陽光の下では鮮やかな赤色のリンゴも、ろうそくの光の下では少し黒っぽく鈍い赤色に見えますよね。 これは光に含まれる色の成分が異なるためです。この、光が物体の色に与える影響を示すのが「演色性」です。 演色性は数値で表され、太陽光を100とし、数値が100に近いほど自然光の下で見る色に近く、色が忠実に再現されます。逆に数値が低い場合は、本来の色とは異なって見えたり、色がくすんで見えたりします。演色性は、特にメイクをする上で重要です。 演色性の低い照明の下では、ファンデーションの色が顔色と合わなかったり、チークやアイシャドウの色が実際につけてみた時と違って見えることがあります。 そのため、メイクをする際は、演色性の高い照明の下で行うことが大切です。 演色性の高い照明は、自然光に近い光のため、メイクの色味を正しく確認することができます。最近では、演色性に優れたLED照明も増えていますので、メイクルームの照明を選ぶ際の参考にしてみてください。