肌トラブル

- 混合肌とは？顔の部位によって、乾燥する部分と脂っぽい部分が混在している肌質を、混合肌と呼びます。多くの場合、額から鼻、そして顎にかけてのTゾーンと呼ばれる部分は皮脂の分泌が活発です。そのため、テカリやベタつきを感じやすく、ニキビなどの肌トラブルも起こりやすい傾向にあります。一方、頬や目元を中心としたUゾーンは、皮脂の分泌が比較的少なく、乾燥しやすい状態です。このように、混合肌は部分によって肌の状態が異なるため、適切なスキンケアを行うには、それぞれの部位に合ったケアを取り入れることが重要となります。混合肌の原因は、遺伝的な要素に加え、ホルモンバランスの乱れや季節の変化、食生活、ストレスなど、さまざまな要因が考えられます。特に、皮脂の分泌をコントロールする女性ホルモンは、月経周期やストレスなどの影響を受けやすいため、肌の状態が不安定になりやすいと言えるでしょう。混合肌のスキンケアで重要なのは、洗顔で皮脂を落としすぎず、かつ必要な潤いはしっかり補うことです。Tゾーンは皮脂分泌が多い部分なので、朝晩の洗顔で丁寧に洗いましょう。洗顔料は、洗浄力が強すぎないものを選ぶのがおすすめです。Uゾーンは乾燥しやすい部分なので、洗顔は朝はぬるま湯だけで済ませ、夜はTゾーンのみに洗顔料を使うなど、頻度や量を調整すると良いでしょう。化粧水や乳液は、Tゾーンはさっぱりとした使い心地のもの、Uゾーンは保湿力の高いものを使い分けると、より効果的です。