縮緬じわの正体とは?
- 縮緬じわとは年齢を重ねると、顔に刻まれるさまざまな「しわ」が気になり始めますよね。
その中でも、「縮緬じわ」は、まるで絹織物の縮緬のように、細かく浅い溝が無数にできるのが特徴です。
加齢とともに現れやすく、顔だけでなく、首筋やデコルテ、手足などにも広がっていきます。
一見すると、乾燥による小じわと似ているため、保湿を念入りにすれば改善すると思われがちです。
しかし、縮緬じわは、単なる乾燥だけでなく、肌の老化が根本原因にあります。
私たちの肌の奥深くには、コラーゲンやエラスチンといった繊維状のタンパク質が存在し、肌のハリや弾力を保つ役割を担っています。
ところが、年齢を重ねるにつれて、これらの生成能力が低下し、さらに紫外線や乾燥などの外的ダメージも加わることで、肌の構造自体が変化し、弾力を失ってしまいます。
その結果、肌表面に細かい溝が無数に現れ、縮緬じわとなってしまうのです。
特に、顔や首、手の甲などは、一年を通して紫外線を浴びやすい部分です。
長年の紫外線ダメージの蓄積が、縮緬じわを深く刻み込んでしまう原因の一つと考えられています。
また、腕や太ももなど、普段あまり日光に当たらない部分にも縮緬じわは現れます。
これは、加齢による肌の弾力低下が主な原因と言えるでしょう。