化粧品の製造現場をのぞいてみよう:打錠機ってどんな機械?
毎日のメイクに欠かせないファンデーションやアイシャドウ。鏡の前でさっと塗るだけで、顔色がぱっと明るくなりますよね。
実は、これらの化粧品は、最初は粉末の状態から作られていることをご存知ですか?
顔に塗る時には、滑らかな感触で綺麗に仕上がってほしいものですが、粉のままでは、持ち運びにくく、使うときにもこぼれてしまいそうで困りますよね。
そこで活躍するのが「打錠機」です。
打錠機は、粉末状の化粧品を圧縮して、私たちがよく目にする固形の形に整える機械です。
例えば、ファンデーションの場合、細かく粉砕された顔料や保湿成分、紫外線防止成分などを混ぜ合わせた後、打錠機を使って圧縮し、使いやすく、持ち運びにも便利なコンパクトに収まる形に仕上げます。
アイシャドウも同様に、色とりどりの顔料を混ぜ合わせた後、打錠機によってプレスされ、あの可愛らしいパレットに収まります。
このように、私たちが何気なく使っている化粧品は、粉の状態から様々な工程を経て、使いやすく、美しい形に生まれ変わっているのです。