その他 意外と知らない？顔に潜む「ニキビダニ」の真実
私たちの顔には、目には見えないほど小さな生き物が住み着いていることをご存知でしょうか？その生き物の名は「ニキビダニ」。毛穴に住み着くダニの一種で、顔だけでなく体にも生息しています。ただし、皮脂を好むため、顔の中でも特に皮脂分泌の多い部分、例えば鼻や頬、額などに多く見られます。顕微鏡でのぞくと、まるで眉毛のように見えることから「顔ダニ」と呼ばれることもあります。
このニキビダニ、普段は毛穴の中の皮脂や老廃物を食べて生きており、ほとんどの場合、人体に害を及ぼすことはありません。しかし、過剰に増殖してしまうと、肌トラブルの原因となることも。肌のターンオーバーが乱れたり、皮脂の分泌が過剰になったりすると、ニキビダニは増殖しやすくなります。その結果、毛穴が詰まりやすくなり、炎症を起こしてニキビや肌荒れを引き起こしてしまう可能性があります。
ニキビダニは誰の顔にも存在する生き物ですが、日々のスキンケアで清潔な肌を保つことが、過剰な増殖を抑えることにつながります。洗顔の際には、しっかりと泡立てて毛穴の奥まできれいに洗い流し、保湿もしっかりと行いましょう。また、バランスの取れた食生活や十分な睡眠など、健康的な生活習慣を心がけることも大切です。
