化粧品の「精製水」って?その役割と重要性を解説
- 化粧品に欠かせない「精製水」とは?
化粧品の裏側をのぞいてみると、成分表示には必ずといっていいほど「水」や「精製水」といった文字が並んでいます。何気なく使っている化粧品ですが、一体なぜ、ただの「水」ではなく「精製水」が使われているのでしょうか?
私達が普段、生活の中で使用している水には、実は様々な不純物が含まれています。水道水には殺菌用の塩素や、ミネラル、その他にも目に見えない微生物などが混ざっているのです。これらの不純物が、化粧品に配合されるとどうなるでしょうか?
例えば、ミネラルは、化粧品の成分と反応し、変色や分離を引き起こしたり、製品の劣化を早めてしまう可能性があります。また、微生物は、製品の腐敗を招き、肌トラブルの原因となることも考えられます。
そこで登場するのが「精製水」です。精製水とは、ろ過や蒸留などの方法で、これらの不純物を徹底的に取り除いた、純度の高い水のことを指します。
化粧品に精製水を使用することで、製品の品質を安定させ、より安全に、そして効果的に使うことができるようになるのです。