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抗ヒスタミン剤
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- かゆみを抑える抗ヒスタミン剤とは?
「抗ヒスタミン剤」は、アレルギー反応を引き起こす「ヒスタミン」の働きを抑え、かゆみなどの症状を和らげる効果がある薬です。春の花粉症の時期などに服用する薬として、ご存知の方も多いのではないでしょうか。
実は、この抗ヒスタミン剤、医薬品だけでなく化粧品にも配合されていることがあります。肌のかゆみは、乾燥や刺激、アレルギーなど様々な要因によって引き起こされます。そこで、化粧品に抗ヒスタミン剤を配合することで、かゆみを抑え、肌を健やかに保つ効果が期待できるのです。
しかし、医薬品と異なり、化粧品に配合される抗ヒスタミン剤は、その効果や効能が穏やかなものがほとんどです。即効性があるわけではなく、あくまでも、かゆみを予防したり、症状を和らげたりする効果が期待できる程度であることを理解しておく必要があります。
また、抗ヒスタミン剤を含む化粧品を使用する際は、事前にパッチテストを行い、自分の肌に合うかどうかを確認することが大切です。もし、使用中に赤みやかゆみ、刺激などの異常を感じた場合は、すぐに使用を中止し、医師や薬剤師に相談しましょう。
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肌荒れを防ぐ!化粧品に使われる消炎成分の役割とは
- 炎症とは何か私たちの体は、常に外部からの刺激にさらされています。強い日差しや乾燥した空気、衣服との摩擦など、肌にとっては過酷な環境に立ち向かうために、体には素晴らしい防御システムが備わっています。それが「炎症」です。炎症は、体を守るための自然な反応として、傷ついた細胞を修復し、細菌やウイルスなどの侵入を防ぐ重要な役割を担っています。
例えば、指を切ってしまった時、傷口が赤く腫れ上がったり、熱を持ったり、痛みを感じたりすることがあります。これは、体が傷口を治そうと懸命に働いている証拠です。しかし、この炎症反応が過剰に起こってしまうと、かえって体に悪影響を及ぼすことがあります。肌荒れも、その一つです。
肌荒れを引き起こす炎症の原因は、大きく分けて二つあります。一つは、日焼けや乾燥、摩擦などの外的刺激です。もう一つは、ストレスやホルモンバランスの乱れ、食生活の乱れなどの内的要因です。これらの要因によって、肌のバリア機能が低下したり、免疫細胞が過剰に反応したりすることで、炎症が起こりやすくなります。炎症が起こると、肌は赤みや腫れ、熱、痛み、かゆみなどの症状が現れます。症状がひどい場合は、皮膚科を受診しましょう。
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知って納得!化粧品成分:抗ヒスタミン剤
春になると飛散する花粉や、特定の食品によって引き起こされるアレルギー。くしゃみや鼻水も辛い症状ですが、中でも特に耐え難いのが「かゆみ」ではないでしょうか。かゆみのせいで、集中力が途切れたり、夜眠れなかったり、日常生活に支障が出てしまうこともありますよね。
そんなツラいかゆみを効果的に抑えてくれるのが、抗ヒスタミン剤と呼ばれるお薬です。
私たちの体内では、アレルギー反応を引き起こす原因物質(アレルゲン)が体内に侵入してくると、それを排除しようとヒスタミンという物質が分泌されます。このヒスタミンが、くしゃみや鼻水、そしてかゆみなどの不快なアレルギー症状を引き起こしてしまうのです。
抗ヒスタミン剤は、このヒスタミンの働きを抑えることで、かゆみをはじめとするアレルギー症状を和らげてくれます。
抗ヒスタミン剤には、飲み薬や塗り薬など様々な種類があります。症状や程度に合わせて、医師や薬剤師に相談しながら、自分に合ったものを選ぶようにしましょう。
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