弾力

鏡を見るたびに、「なんだか最近、顔色が冴えない…」と感じること、ありませんか？それはもしかしたら、お肌の“くすみ”が原因かもしれません。くすみとは、本来の明るさや透明感が失われ、全体的にどんよりと疲れた印象を与えてしまうお肌の状態のことです。年齢を重ねたお肌に多く見られることから、老け顔に見えてしまう原因の一つとも考えられています。多くの女性を悩ませる肌のくすみですが、一体どのようなことが原因で起こってしまうのでしょうか？ 肌のくすみを引き起こす原因は、大きく分けて2つあります。1つは、古い角質や皮脂などの汚れが肌表面に蓄積することによるものです。肌のターンオーバーが正常に行われていれば、古い角質は自然と剥がれ落ちますが、加齢や乾燥、紫外線などの影響によってターンオーバーが乱れると、古い角質が肌表面に留まりやすくなります。そして、この古い角質が厚く積み重なることで、肌の透明感が失われ、くすんで見えてしまうのです。 もう1つの原因は、肌の血行不良です。 血行不良が起こると、肌細胞に十分な酸素や栄養が行き渡らなくなります。すると、肌のターンオーバーが滞り、古い角質が剥がれ落ちにくくなるだけでなく、メラニン色素が過剰に生成されやすくなるため、色素沈着やくすみにつながってしまうのです。また、血行不良によって肌の水分量も低下しやすくなるため、乾燥によるくすみも引き起こしやすくなります。このように、肌のくすみはさまざまな要因が複雑に絡み合って引き起こされます。