メラニン生成を促す!?メラノサイト刺激ホルモンとは
- メラノサイト刺激ホルモンってどんなもの?メラノサイト刺激ホルモン(MSH)は、肌の色素であるメラニンの生成を促すホルモンです。メラニンといえば、日焼けした時に肌が黒くなることを思い浮かべる方も多いでしょう。メラニンは、紫外線から私たちの肌を守るために非常に重要な役割を担っています。MSHは、このメラニンの生成をコントロールすることで、肌の色を調整するという大切な役割を担っているのです。MSHは、アミノ酸が鎖のようにつながったペプチドと呼ばれる構造をしています。ペプチドは、体内で様々な働きをする重要な物質です。MSHも、メラニンの生成促進以外にも、食欲やエネルギー代謝、性行動などに関与していることが分かっています。MSHは、脳の下垂体という器官から分泌されます。そして、血液に乗って全身に運ばれ、皮膚にあるメラノサイトという細胞に作用します。メラノサイトは、MSHの刺激を受けるとメラニンを生成し、それが肌の色として現れます。このように、MSHは私たちの肌の色を決める上で、非常に重要な役割を担っているホルモンなのです。