ポマード

口紅

化粧品に配合される「水添」の役割とは?

化粧品の成分表示を見ていると、「水添」という言葉を目にすることがありますよね。初めて見た時は「一体どんなことをしているの?」と疑問に思った方もいるかもしれません。 「水添」とは、簡単に言うと植物油に水素を添加する技術のことです。植物油はそのままでは酸化しやすく、品質が変化しやすいという特徴があります。そこで、この「水添」という技術を使って水素を添加することで、酸化しにくい安定した状態へと変化させるのです。 水添のメリットは、油を安定化させることで、化粧品の品質を長期間保つことができるという点にあります。化粧品は毎日肌に使うものだからこそ、品質が変化しにくい状態であることが重要です。また、水添によって油の融点が上がり、固体化しやすくなるため、クリームやリップスティックなど、様々な形状の化粧品を作ることができるようになります。 このように、一見難しそうな「水添」という言葉ですが、実は私たちの身近な化粧品を支える、大切な技術の一つなのです。
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その他

整髪剤を使いこなして、なりたい髪型を自由自在に!

- 整髪剤とは整髪剤は、ヘアスタイルを整えたり、形を維持したりするために使う、毎日のヘアスタイルに欠かせないアイテムです。 ヘアワックスやヘアスプレーなど、様々な種類があり、商品によって仕上がりが大きく変わるのも特徴です。 整髪剤は大きく分けて、髪を固めてスタイルをキープする「セット剤」と、髪にツヤや潤いを与えながら軽く整える「スタイリング剤」の2つに分けられます。 「セット剤」は、ワックス、ジェル、スプレーなどがあり、髪をしっかり固めて動きを出し、ヘアスタイルを長時間キープしたいときに最適です。 一方、「スタイリング剤」は、ミルク、クリーム、オイルなどがあり、髪に自然なツヤや潤いを与えながら、ふんわりとした軽い仕上がりにしたいときにおすすめです。 整髪剤を選ぶ際には、自分の髪質やヘアスタイル、仕上がりのイメージに合ったものを選ぶことが大切です。 例えば、くせ毛で広がりやすい髪質の人は、まとまりをよくする効果のあるワックスやミルクがおすすめです。 また、柔らかく細い髪質の人は、ボリュームダウンしやすいので、スプレーでふんわりと仕上げるのが良いでしょう。 色々な整髪剤を試して、自分にぴったりのものを見つけてみて下さい。
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幻の香水製法:冷浸法の秘密

- 香りを閉じ込める、昔の技香水に使われている香りのエッセンス、精油。 その香りを花から抽出する方法のひとつに、蒸留法というものがあります。 これは、水蒸気を使い、花びらに含まれる香りの成分を水蒸気と共に取り出し、冷やすことで精油を得る方法です。しかし、この方法では熱に弱いジャスミンやローズなどの花の香りは壊れてしまい、うまく抽出できません。そこで、昔の人の知恵が生み出したのが「冷浸法」と呼ばれる方法です。 熱に弱い花の香りを壊すことなく抽出するために、熱を使わずに精油を抽出する方法です。 具体的には、室温で溶けやすい動物性脂肪や植物性オイルに花を漬け込みます。すると、花びらから香りが溶け出し、脂肪やオイルに移っていきます。この工程を何度も繰り返し、香りが移った脂肪やオイルから不純物を取り除くことで、貴重な精油を作っていたのです。冷浸法は、熱を使う方法に比べて、時間と手間がかかります。そのため、現在ではほとんど行われていません。しかし、花の香りをそのまま閉じ込めることができるため、繊細で奥深い香りの精油を作ることができます。 香水を選ぶ際には、ぜひ、昔ながらの冷浸法で抽出された精油が使われているかにも注目してみて下さい。
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時代を超えて愛される整髪料、ポマードの魅力

- ポマードとは? ポマードは、髪にツヤとまとまりを与え、思い通りのヘアスタイルを長時間キープしてくれる整髪料です。その歴史は非常に古く、なんと古代エジプトですでに使用されていたという記録も残っています。現代でも、その優れた整髪力と、様々な髪質に合わせた幅広いバリエーションから、時代を超えて多くの人々に愛され続けています。 ポマードは、油性と水性、そして両者の良さを兼ね備えたグリースの3つの種類に大別されます。油性のポマードは、強いセット力で長時間ヘアスタイルをキープできるのが特徴です。ツヤ感も抜群で、クラシックなヘアスタイルに最適です。一方、水性のポマードは、油性に比べて洗い落としやすく、扱いやすいのが特徴です。近年では、油性と水性の良さを併せ持つグリースタイプのポマードも人気を集めています。グリースは、油性に近いセット力とツヤ感を持ちながら、水性のように比較的洗い流しやすいため、多くの人にとって使いやすいでしょう。
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伝統的な香り: 温浸法とその魅力

- 温浸法とは? 温浸法は、古くから伝わる、花びらから芳香成分を抽出する方法です。 具体的には、牛や豚からとれる脂を40度から70度ほどに温め、そこに花びらを浸してじっくりと時間をかけて香りを移していきます。 動物性の脂は、植物油と比べて花の香りを捉えやすく、また、低温で処理するため、熱に弱い繊細な花の香りも壊さずに抽出できるという特徴があります。 その後、香り成分を含んだ脂から、お酒にも使われるエタノールを用いて、目的の香りのみを取り出します。 こうして抽出された芳香成分は、香水など、様々な香りの製品作りに利用されます。 温浸法は、手間と時間がかかる伝統的な方法ですが、 花の香りを最大限に活かすことができるため、 現在でも高級な香水などに使われています。
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口紅

化粧品の裏側:水添の秘密

毎日のように手に取る化粧品。その品質の高さは、実は様々な技術によって支えられています。その中でも、あまり表舞台に出ることのない、しかし重要な役割を担っているのが「水添」という技術です。 化粧品の成分表示をじっくり見たことはありますか? 「水添」という言葉は、様々な化粧品の成分名に隠れており、実はとても身近なものです。では、水添は具体的にどのような働きをするのでしょうか? 水添とは、簡単に言うと、油に水素を結合させることを指します。油は、空気や光、熱などに触れると酸化しやすく、品質が劣化しやすいためです。酸化は、化粧品の劣化だけでなく、肌への刺激にも繋がることがあります。そこで、水素を結合させることで、油を安定化させ、酸化しにくくするのです。 水添によって油が安定化すると、化粧品の品質が長持ちするだけでなく、使い心地も向上します。例えば、クリームや乳液は、なめらかで伸びが良くなり、肌へのなじみも良くなります。口紅は折れにくくなり、リップグロスはべたつきが抑えられます。 このように、水添は、普段私たちが何気なく使っている化粧品の品質を陰ながら支える、まさに「縁の下の力持ち」といえるでしょう。
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水性ポマード:簡単にスタイルが決まる!

- 水性ポマードとは? 水性ポマードは、ジェル状で水で簡単に洗い流せる整髪剤です。従来の油性のポマードは、一度髪につけると洗い流すのが大変でしたが、水性ポマードは水で簡単に落とせるため、近年人気が高まっています。 水性ポマードの最大の特徴は、その手軽さです。従来の整髪料のように、専用のクレンジング剤を使わなくても、シャンプーで簡単に洗い流すことができます。そのため、毎日使う整髪料として、また、仕事帰りのスポーツや、急な雨など、様々なシーンで気軽に使用できます。 また、水性ポマードは、髪に自然なツヤとまとまりを与え、ヘアスタイルを長時間キープすることができます。さらに、近年では、様々な香りやセット力の製品が販売されており、自分の好みに合わせて選ぶことができます。 初めて整髪料を使う方や、従来の整髪料の洗い残しが気になる方など、水性ポマードは非常におすすめです。ぜひ一度、その使い心地を試してみてください。
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水性ポマード:手軽でおしゃれを楽しむ

- 水性ポマードとは近年、ヘアスタイリング剤として人気を集めているのが水性ポマードです。従来の油性のポマードに比べて、水で簡単に洗い流せる点が大きな特徴です。毎日のスタイリングや洗髪の手間を減らしたいという方にとって、大変魅力的な選択肢と言えるでしょう。水性ポマードは、ジェルのような滑らかな質感を持ち、髪に馴染みやすいのも利点です。手に取って伸ばしやすく、髪全体に均一に塗布することができます。そのため、初心者の方でも手軽にスタイリングを楽しむことができます。また、一度髪型をキープすると、一日中崩れにくい点も魅力です。水性ポマードは、髪に自然なツヤを与え、 Wet な質感から、ナチュラルな仕上がりまで、幅広いヘアスタイルに対応できます。ビジネスシーンで清潔感を演出したい時や、カジュアルな場面で動きのあるヘアスタイルを作りたい時など、様々なシーンで活躍することでしょう。従来のポマードの使い心地や洗い残しが気になっていた方、毎日のスタイリングをもっと手軽に楽しみたいという方は、ぜひ水性ポマードを試してみてはいかがでしょうか。
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ポマードでつくる、魅惑のヘアスタイル

- ポマードとは?ポマードは、整髪料の一つで、髪に艶を与えたり、形を整えたりするのに使われます。ジェル状の滑らかな使い心地で、髪によく馴染み、思い描いた髪型を長時間保つ効果があります。ワックスやジェルといった他の整髪料とは異なり、ポマード独特の質感と艶が特徴で、昔から愛されてきた髪型から、現代風のアレンジまで、幅広い用途で使われています。ポマードを使うと、髪に自然な艶が出て、濡れたような潤いのある仕上がりになります。この特徴から、オールバックや七三分けといった、きちんとした印象を与える髪型によく合います。また、動きを出したい時や、束感を作りたい時にも役立ちます。ポマードには、大きく分けて水性と油性の二つの種類があります。水性のポマードは、水で簡単に洗い流せるのがメリットです。一方、油性のポマードは、水では落ちにくいですが、その分髪型を長時間キープすることができます。最近では、水性の良さと油性の良さを併せ持つ、水性ポマードと油性ポマードの中間の性質を持つものも販売されています。自分に合ったポマードを見つけて、ヘアスタイルを楽しんでみましょう。
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伝統的な香り抽出法~温浸法の魅力~

- 温浸法とは温浸法は、古くから伝わる香りの抽出方法で、特に花びらから芳香成分を取り出す技術として知られています。現代の香水作りにも影響を与えた、伝統的な手法と言えるでしょう。温浸法では、まず牛や豚の脂をきれいに精製し、それを40度から70度くらいに温めます。そして、その温めた脂の中に花びらを浸け込みます。すると、時間をかけてゆっくりと花びらに含まれる香りが脂に移っていくのです。この時、温度が低すぎると香りが十分に移らず、逆に高すぎると香りが飛んでしまったり、花びらが変色したりする可能性があります。そのため、適切な温度でじっくりと時間をかけることが重要です。こうして抽出された香りの成分を含んだ脂は、「ポマード」や「アブソリュート」といった香料の原料となります。ポマードは、そのまま練り香水やクリームなどに配合されます。一方、アブソリュートは、さらにアルコールなどで処理をして、より純度の高い香料として香水などに利用されます。温浸法は、花の香りをそのまま閉じ込めたような、自然で濃厚な香りが特徴です。そのため、高級な香水や化粧品などにも利用されています。現代では、より効率的な抽出方法が開発されていますが、それでも温浸法は、その独特な香りや伝統的な価値から、今もなお受け継がれている手法です。
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