光と反応する化粧品にご用心!
- 光と反応する成分とは?
太陽の光を浴びると、私たちは暖かさを感じ、心も晴れやかになりますよね。しかし、その一方で、私たちの肌は紫外線などの影響を受けて、ダメージを受けていることも事実です。実は、普段何気なく使っている化粧品の中にも、日光に反応して肌に悪影響を及ぼす成分が含まれていることがあります。
これらの成分は「光感作物質」と呼ばれ、紫外線を吸収すると、そのエネルギーを化学反応に変えてしまい、肌に刺激や炎症を引き起こすことがあります。具体的な症状としては、赤み、かゆみ、湿疹、色素沈着などが挙げられます。
光感作物質は、特定の種類の植物、香料、色素などに含まれており、例えば、レモンやオレンジなどの柑橘系に含まれる「リモネン」、ハーブの一種である「ベルガモット」から抽出される「ベルガプテン」などが代表的です。また、一部の医薬品やサプリメントにも含まれていることがあります。
これらの成分を含む製品を日中に使用する場合、使用後は必ず入念に洗い流し、外出時には日焼け止めを塗るなど、紫外線対策を徹底することが重要です。日頃から使用している化粧品の成分表示をよく確認し、光感作物質が含まれていないか、確認するようにしましょう。