データベース

その他

化粧品開発の強い味方!KOSMETデータベースとは

化粧品の研究開発に携わる技術者の皆様、日々の業務の中で膨大な情報と格闘されているのではないでしょうか。新しい成分、最新の技術、そして市場トレンドなど、把握しなければならない情報は多岐に渡ります。 そんな化粧品技術者の皆様にとって心強い味方となるのが、「KOSMET」というデータベースです。 KOSMETは、世界中の化粧品技術者が集う国際化粧品技術者会連盟が提供する、化粧品科学と技術情報に特化したデータベースです。1985年以降に発表された論文や特許情報など、30年以上にわたる膨大なデータが蓄積されています。そのため、KOSMETを利用すれば、必要な情報を効率的に得ることができ、時間と労力の節約に繋がります。 KOSMETは、単なるデータベースではありません。このデータベースは、世界中の化粧品技術者をつなぐ、巨大な知識共有プラットフォームとしての役割も担っています。過去の研究成果や最新の技術動向をKOSMETで共有し、活用することで、化粧品技術のさらなる発展に貢献できると期待されています。
Read More
その他

化粧品開発の強い味方、STNデータベースとは?

化粧品開発は、常に新しい成分や処方の探求であり、挑戦の連続でもあります。消費者のニーズが多様化する中、安全性と効果の両立はもとより、使用感や香り、環境への配慮など、求められるレベルはますます高くなっています。このような状況下で、研究開発を成功に導くためには、膨大な情報を効率的に収集し、分析することが不可欠です。 その強力な助っ人となるのが、様々な情報を集積したデータベースです。そして、世界中の研究者から信頼を集めているデータベースの一つに、STN (Scientific & Technical information Network) があります。STNは、化学物質や特許情報など、科学技術分野の膨大な情報を網羅したデータベースです。世界中の公的機関や学術機関、企業などが発表した論文や特許情報など、信頼性の高いデータが蓄積されています。 化粧品開発においては、新規成分の探索やその有効性、安全性の確認、競合製品の分析などに活用されています。例えば、新しい美容成分を探す場合、STNでその成分の化学構造式や特性、関連する研究論文などを検索することができます。また、特定の効能を持つ化粧品を開発する際には、その効能に関連する成分や処方、特許情報などを調べることで、開発のヒントを得ることができます。 このように、STNは化粧品開発において、研究者にとって貴重な情報源となっています。
Read More
その他

化粧品開発の強い味方!特許情報検索システムPATOLISのススメ

美への関心が高まる中で、化粧品業界は絶え間ない変化を遂げています。革新的な成分や技術が次々と登場し、お客様の求めるものもますます多様化しています。企業間の競争は激しさを増しており、生き残るためには、他の企業との違いを明確にすることが不可欠です。 そのためには、競合製品を分析し、市場のトレンドを掴むことが欠かせません。しかし、膨大な量の情報を前に、本当に必要な情報を選び出すのは容易なことではありません。市場調査や競合分析の専門知識を持つ人材の不足、分析に必要なデータの収集や処理にかかる時間とコストなど、多くの企業が課題を抱えています。 競争優位性を確立するためには、効果的な情報収集と分析に基づいた戦略が重要です。例えば、顧客のニーズを深く理解し、競合製品にはない独自の価値を提案することで、顧客の心をつかむことができます。また、デジタルマーケティングを効果的に活用することで、より多くの顧客にアプローチし、ブランドの認知度を高めることも可能です。 変化の激しい化粧品業界において、成功を収めるためには、市場や顧客の動向を常に把握し、柔軟に対応していくことが求められます。
Read More
その他

化粧品開発の裏側:CASと安全性

毎日のように使う化粧品。裏面を見ると、聞きなれないカタカナやアルファベットの成分名がずらりと並んでいますね。その中に、数字とハイフンで構成された番号を見たことはありませんか?それがCAS番号です。 CAS番号とは、正式名称を「Chemical Abstracts Service Registry Number(化学物質登録番号)」といい、アメリカ化学会の情報部門であるCASが、世界中の化学物質に対して割り当てている固有の番号です。CAS番号は、「〇〇-〇〇-〇」のように、ハイフンで区切られた数字の組み合わせで表記されます。 一つの化学物質には原則として一つのCAS番号が与えられます。そのため、世界共通の識別番号として、化学物質の特定や管理に役立っています。例えば、同じ成分でも、国や地域、メーカーによって呼び方が異なることがあります。しかし、CAS番号は世界共通なので、どの国のどの製品にも同じ番号で表示されます。 化粧品の成分表示にCAS番号が記載されていると、私たち消費者は成分についてより詳しく調べることができます。インターネットでCAS番号を検索すれば、その物質の化学的な性質や安全性に関する情報を得ることができ、より安心して化粧品を選ぶことができます。
Read More
その他

化粧品開発の頼れる味方 – DIALOG

- 情報収集は開発の第一歩 化粧品業界は、常に進化を続けるトレンドや、消費者の多様なニーズを捉え、新しい商品を生み出し続けることが求められる、非常に競争の激しい世界です。その中で、開発の成否を決める最初の、そして最も重要なステップとなるのが、最新の情報収集と言えるでしょう。 消費者は、美意識の高まりとともに、安全性や効果、使用感、そして環境への配慮など、化粧品に求めるレベルはますます高くなってきています。このような状況下では、従来のやり方や知識に固執するのではなく、常に最新の技術や成分、そして市場の動向を把握することが、競争を勝ち抜くためには不可欠です。 では、どのようにして情報を集めれば良いのでしょうか? 信頼できる情報源を複数確保することが重要です。例えば、業界紙や専門誌、学会発表、研究論文などは、最新の研究成果や技術動向を知る上で貴重な情報源となります。また、市場調査会社のレポートや、競合他社の製品分析なども、消費者のニーズや市場のトレンドを把握する上で役立ちます。 そして、集めた情報をただ蓄積するだけではなく、開発に活かせる形に整理・分析することも重要です。情報源の信頼性を評価し、自社の開発方針に合った情報を取捨選択していく必要があります。 情報収集は、決して楽な作業ではありませんが、開発の成功、ひいては企業の成長を左右する重要なプロセスです。常にアンテナを張り巡らせ、最新の情報に目を光らせることで、消費者に求められる、革新的な化粧品を開発することができると言えるでしょう。
Read More
その他

化粧品開発のヒントはPATOLISにあり?

新しい化粧品を開発しようとしても、どのような成分を組み合わせれば効果が期待できるのか、悩んでしまうことは少なくありません。過去の研究開発で得られた知見を参考にしたいと思っても、膨大な量の論文や資料を前に途方に暮れてしまうこともあるでしょう。そんな時に役立つのが、特許情報データベース「PATOLIS(パトリス)」です。 PATOLISは、日本の特許庁の外郭団体が運営しており、インターネットを通じて誰でも簡単にアクセスできます。このデータベースには、日本国内で出願された特許に関する情報はもちろん、世界各国の特許情報も収録されています。そのため、世界中の化粧品開発のトレンドや、最新の技術動向を把握することができます。 PATOLISの最大の特徴は、技術情報を探すための検索機能が充実している点です。キーワード検索はもちろんのこと、成分名や効果などの特定の項目で絞り込み検索を行うことも可能です。また、類似する特許を自動で抽出する機能もあるため、これまで見落としていたような有益な情報に巡り合うことも期待できます。 PATOLISを活用すれば、時間や労力を大幅に削減しながら、効率的に技術情報を収集することができます。新しい化粧品の開発に役立つヒントがきっと見つかるはずです。
Read More
その他

化粧品成分データベースSTN: 新製品開発の鍵

化粧品開発は、消費者の求めるものと時代の流れを的確に捉え、安全かつ効果の高い製品を生み出す、多大な労力と時間を必要とするプロセスです。その中でも、開発の初期段階から最終段階まで、重要な役割を担うのが情報収集です。新しい化粧品を開発するためには、最新の成分情報、市場の動向、競合他社の製品分析など、様々な情報が必要です。 まず、成分情報は化粧品開発の根幹をなすものです。近年、消費者の間では、配合されている成分に対する関心がますます高まっており、安全性や効果だけでなく、環境への影響にも配慮した成分が求められています。開発者は、常に最新の研究結果や規制情報を収集し、安全で効果的なだけでなく、倫理的な観点からも問題のない成分を選定しなければなりません。 次に、市場動向の把握も欠かせません。化粧品市場は流行に敏感で、変化の激しい業界です。消費者の好みやライフスタイルの変化、経済状況などを分析し、将来的なトレンドを予測することで、市場で受け入れられる製品開発が可能になります。 さらに、競合製品の分析も重要な情報収集の一つです。競合他社の製品がどのような成分を使用し、どのような価格設定で、どのような販売戦略をとっているのかを分析することで、自社製品の強みと弱みを明確化し、差別化を図ることができます。 このように、化粧品開発における情報収集は、消費者のニーズを満たし、企業が競争を勝ち抜くために必要不可欠なプロセスと言えます。
Read More
その他

化粧品開発の強い味方!情報検索システムDIALOGのスゴイ力

化粧品業界は、常に新しい技術や製品が生まれ、流行もめまぐるしく変化する、非常に競争の激しい世界です。そんな中で、消費者の心をつかみ、市場で成功を収めるためには、画期的な製品を開発することが不可欠です。そして、そのための重要な鍵となるのが、多岐にわたる情報収集と、その分析・活用です。 まず、化粧品開発においては、最新の技術に関する情報収集が欠かせません。例えば、成分の配合技術や製造方法、安全性に関する研究など、常に進歩し続ける技術を把握することで、より効果的で安全性の高い、そして今までにない innovative な製品を開発することが可能になります。 次に、市場トレンドを把握することも重要です。消費者のニーズは時代とともに変化し、それに伴い求められる製品も変化していきます。例えば、近年では、自然派化粧品やサステナビリティを意識した製品に注目が集まっています。このような市場の動向をいち早く察知し、製品開発に反映させることで、消費者の心を掴む製品を生み出すことができるでしょう。 さらに、競合製品の情報収集も怠ってはなりません。競合製品の長所や短所、価格設定、販売戦略などを分析することで、自社製品の強みと弱みを客観的に把握することができます。そして、その分析結果を基に、自社製品の差別化を図ったり、より効果的なマーケティング戦略を立案したりすることが可能になります。 しかしながら、現代社会には、インターネットや専門誌など、膨大な量の情報があふれており、その中から本当に必要な情報を見つけ出し、有効活用することは容易ではありません。情報を取捨選択し、分析する能力、そして、その情報を元に、将来のビジョンを描き、具体的な行動に移していく実行力が求められています。
Read More
その他

化粧品開発の舞台裏:CASとは?

普段何気なく使っている化粧品ですが、裏の成分表示を見ると、聞き慣れないカタカナやアルファベットがずらりと並んでいますよね。一体これは何だろう?と思ったことがある方もいるのではないでしょうか。これらの成分を調べたり、新しい化粧品を開発する際に、科学者たちが頼りにしているのがCASです。 CASとは、アメリカ化学会という組織の一部である機関が行っている事業で、化学物質に関する膨大な情報を集めたデータベースを管理しています。イメージとしては、化学物質の百科事典のようなものと考えると分かりやすいでしょう。 この百科事典には、現在知られているあらゆる化学物質の情報が網羅されています。それぞれの物質には、CAS登録番号という独自の番号が割り振られており、この番号を手がかりに検索することで、物質の名前や構造式、性質、毒性など、詳細な情報を得ることができるのです。 例えば、化粧品に配合されているある成分について詳しく知りたい場合、CAS登録番号を使って検索すると、その成分がどのような性質を持ち、人体にどのような影響を与える可能性があるのか、などを調べることができます。また、新しい化粧品を開発する際には、CASを使って安全で効果的な成分を探したり、組み合わせを検討したりすることができます。 このように、CASは化粧品の研究開発において欠かせないツールとなっています。普段私たちが目にすることのないところで、CASは安全で高品質な化粧品の開発を陰ながら支えていると言えるでしょう。
Read More
その他

もうJOISで検索できない!?化粧品成分の探し方をご紹介

毎日のように使う化粧品ですが、裏側の成分表示を見ると、カタカナで書かれた見慣れない成分名がずらりと並んでいて、一体自分の肌に何を使っているのか不安になることはありませんか? そんな時に役立つのが「JOIS」です。 「JOIS」は、かつて独立行政法人 科学技術振興機構が提供していた科学技術データベースです。 約9,000万件にも及ぶ膨大な科学技術文献情報や化合物情報などが登録されており、化粧品の成分調査をする際にも、多くの研究者や学生が活用していました。 そのため、化粧品成分について深く知りたいと考える人にとって、JOISは心強い味方だったのです。 しかし、JOISは2022年3月31日をもってサービスを終了しました。 長年、研究者や学生を支え、多くの化粧品開発にも貢献してきたJOISの終了は、私たちにとって大きな痛手と言えるでしょう。 JOISに代わるような、信頼性の高い化粧品成分データベースの登場が待たれます。
Read More
その他

化粧品成分データベースKOSMETとは?

- 化粧品成分データベースKOSMETの概要化粧品成分データベースKOSMETは、国際的な化粧品技術者の団体である国際化粧品技術者会連盟(IFSCC)が提供しているデータベースです。このデータベースは、化粧品に関する様々な情報を網羅しており、化粧品の処方を設計したり、新しい化粧品を研究開発したりする技術者にとって、非常に役立つ情報源となっています。KOSMETは、1985年以降に発表された世界中の化粧品に関する情報を収集しており、最新の技術情報を得ることができます。そのため、常に進化し続ける化粧品業界の動向を把握するために欠かせないツールとなっています。このデータベースには、化粧品の成分や原料に関する情報はもちろんのこと、安全性に関する情報、法律や規制に関する情報、そして最新の研究成果や市場トレンドまで、幅広い情報が掲載されています。そのため、化粧品開発のあらゆる段階において、技術者を強力にサポートすることができます。具体的には、新しい化粧品のアイデアを練る段階では、市場で流行している成分や効果、消費者のニーズなどを分析することができます。また、処方を開発する段階では、それぞれの成分の特性や安全性、配合量などを参考にしながら、最適な組み合わせを検討することができます。さらに、製品を販売する段階では、法律や規制に関する情報を参考にしながら、適切な表示や広告を行うことができます。このように、KOSMETは化粧品開発のあらゆる段階において、技術者をサポートする豊富な情報を提供してくれる、非常に重要なデータベースと言えるでしょう。
Read More
その他

研究者の強い味方!JOISとその役割

- JOISとはJOISは、かつて日本の科学技術の進歩を支える重要な役割を担っていた科学技術情報データベースです。1976年からサービスを開始し、2000年代後半まで、多くの研究者や技術者に利用されていました。 JOISの最大の特徴は、その収録情報の膨大さです。国内外の論文や記事はもちろんのこと、化学物質の情報など、約9,000万件もの情報を網羅していました。これは、当時のデータベースとしては他に類を見ない規模であり、JOISはまさに科学技術情報の宝庫と呼ぶにふさわしい存在でした。 研究者たちは、JOISを通じて国内外の最新の研究動向や技術情報を収集し、自身の研究開発に役立てていました。JOISは、日本の科学技術の発展に大きく貢献したデータベースと言えるでしょう。 現在では、後継サービスであるJ-GLOBALが、JOISの役割を引き継いでいます。
Read More