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ダメージ補修
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私たちの髪は、ほとんどがケラチンというタンパク質でできています。ケラチンは、小さな部品であるアミノ酸が鎖のように長くつながった構造をしています。そして、この鎖同士が複雑に絡み合い、結びつくことで、あの丈夫な髪の形が作られるのです。
例えるなら、ケラチンは建物を支える鉄骨、髪はその鉄骨によって形作られた建物全体と言えるでしょう。
髪の強度や弾力は、このケラチンの結びつきの強さによって決まります。子供の髪が丈夫で、年を重ねるにつれて髪が細く弱くなっていくのは、このケラチンの結びつきが大きく関係しているのです。
健康な髪を保つためには、このケラチンを健やかに保つことが重要です。栄養バランスの取れた食事を心がけ、髪に良いとされる成分を含むトリートメントなどを使用することで、ケラチンを守り、美しい髪を育むことができるでしょう。
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もう悩まない!枝毛を防いで美しい髪へ
誰もが憧れる、艶やかで美しい髪。しかし、日々のケアを怠ると、枝毛や切れ毛といった問題に悩まされることになります。枝毛とは、読んで字のごとく、髪の毛の先端が木の枝のように二つ以上に分かれてしまっている状態のことです。髪の毛は、外側からキューティクル、コルテックス、メデュラという3層構造になっています。このうち、最も外側にあるキューティクルは、髪の毛内部を守る役割を担っています。しかし、カラーリングやパーマ、ヘアアイロンの使い過ぎなどによってキューティクルがダメージを受けると、そこから内部の組織が壊れてしまい、枝毛になってしまうのです。一度枝毛になってしまうと、自然に修復することはできません。枝毛を放置すると、さらに枝分かれが進み、切れ毛の原因になることもあります。また、枝毛が多いと、髪の毛全体のまとまりが悪くなり、パサついた印象を与えてしまうことも。枝毛を防ぐためには、日々のヘアケアが重要です。シャンプー前にブラッシングをして髪の毛のもつれを優しく解きほぐしたり、ドライヤーの熱を当てすぎないようにしたりするなど、髪の毛への負担を減らすことを意識しましょう。また、トリートメントやヘアオイルなどで髪の毛に栄養を与え、キューティクルを補修することも大切です。深刻化する前に、正しいケアを心がけましょう。
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シスチン配合で健やかな髪へ
私たちの髪の毛の多くはケラチンと呼ばれるタンパク質でできており、そのケラチンを作るために欠かせない成分の一つがシスチンです。シスチンはアミノ酸の一種で、髪の毛全体の約10~15%を占めています。
シスチンは、同じシスチン同士で結びつくことで「SS結合」と呼ばれる強い結合を作り出します。このSS結合こそが、ケラチンに弾力や強度を与え、ハリやコシのある髪を作り出すために重要な役割を果たしています。
例えるなら、髪の毛一本一本を建物の柱に、シスチンを柱同士を繋ぐ鉄筋だと考えてみてください。鉄筋がしっかりとしていることで、建物は強固になり、風雨にも耐えられるようになります。これと同じように、シスチンが多い髪は、SS結合が強固になり、ハリやコシのある健康的な状態を保つことができるのです。
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細胞膜複合体で髪本来の美しさへ
- 髪内部を守る細胞膜複合体とは?私たちの髪の毛は、一見シンプルに見えますが、実はキューティクル、毛皮質、メデュラという3層構造でできています。そして、細胞膜複合体(CMC)はこのうち、キューティクルと毛皮質の間にある薄い層のことを指します。例えるなら、私たちの髪が家だとします。すると、キューティクルは家の外壁、毛皮質は内壁、そしてCMCは外壁と内壁の間にある断熱材のイメージです。断熱材が家の内部の温度を一定に保つのと同様に、CMCは髪内部の水分やタンパク質をしっかりと閉じ込め、潤いを保つ役割を担っています。このCMCが正常に機能していると、髪はみずみずしく、しなやかで、つややかな状態を保てます。しかし、パーマやカラーリング、紫外線、乾燥などのダメージを受けると、CMCは壊れやすくなってしまいます。その結果、髪内部の水分やタンパク質が流出しやすくなり、パサつき、枝毛、切れ毛などの原因に繋がってしまうのです。つまり、健康で美しい髪を保つためには、CMCを守ることが非常に重要と言えるでしょう。日々のヘアケアでは、CMCの構成成分であるセラミドやコレステロールなどを配合したトリートメントを使用したり、ドライヤーの熱から髪を守ったりするなど、ダメージを最小限に抑える工夫を心がけましょう。
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