エピネフリン

- アドレナリンってどんなもの？アドレナリンは、驚きや恐怖、喜びといった強い感情、あるいは激しい運動など、私たちがストレスを感じた時に分泌が増えるホルモンです。別名「エピネフリン」とも呼ばれ、副腎という臓器から血液中に放出されます。アドレナリンが分泌されると、心拍数が上がり、血管が収縮することで血圧が上昇します。また、呼吸が速くなり、瞳孔も開きます。 これらの変化は、身体を危険から守るための反応です。例えば、敵から逃げなければならない状況では、瞬発力や持久力を高める必要があります。アドレナリンは、このような緊急事態に備えて、身体を戦闘態勢に入れる働きをするのです。アドレナリンは、医療現場でも重要な役割を担っています。例えば、心臓が停止した患者に対しては、心臓を再び動かすためにアドレナリンが注射されます。また、アナフィラキシーショックという、急性の重いアレルギー反応を抑えるためにも使用されます。このように、アドレナリンは私たちの身体にとって非常に重要なホルモンです。しかし、過剰に分泌されると、動悸や息切れ、不安感などを引き起こすことがあります。ストレスをためすぎず、リラックスする時間を持つことも大切です。