インドメタシン

- プロスタグランジンって何？ プロスタグランジンは、私たちの体内で様々な働きをする、とても重要な物質です。例えるなら、体内の細胞同士がコミュニケーションを取るための、手紙のようなものです。 では、この手紙の材料は何からできているのでしょうか？それは、アラキドン酸という脂肪酸です。アラキドン酸からプロスタグランジンが作られ、細胞から細胞へとメッセージが届けられます。 プロスタグランジンが運ぶメッセージは、実に様々です。例えば、炎症が起きた場所を知らせたり、血管を広げたり縮めたりするよう指示を出したりします。また、痛みを感じさせたり、熱を出させて体温を調節したりするのも、プロスタグランジンの大切な役割です。 プロスタグランジンは、必要な時に必要なだけ作られ、すぐに分解されます。そのため、体内に常に一定量が存在しているわけではありません。まるで、必要な時にだけ現れて、仕事を終えるとすぐに姿を消す、敏腕秘書のような存在と言えるでしょう。