コスメを知りたい
先生、化粧品の成分に『キューティクル』って書いてあるものを見つけたんですけど、髪にもともとキューティクルってあるのに、どういうことですか?
コスメ研究家
いい質問ですね! 実は、化粧品に含まれる『キューティクル』は、髪の毛と同じ成分なわけではないんです。傷ついた髪の毛のキューティクルを補修したり、保護したりする成分を、分かりやすく『キューティクル成分』と表記している場合が多いんですよ。
コスメを知りたい
そうなんですね!じゃあ、どんな成分が『キューティクル成分』なんですか?
コスメ研究家
代表的なものだと、髪の毛の成分であるタンパク質を補う成分や、シリコンオイルなどで、キューティクルをコーティングして保護する効果が期待できます。商品によって成分は違うので、興味があれば調べてみて下さいね!
髪のバリア!キューティクルとは?
– 髪のバリア!キューティクルとは?髪の毛を一本一本見てみると、実は表面はつるつるではなく、うろこ状のものに覆われています。これがキューティクルです。キューティクルは、例えるなら私たち人間にとっての皮膚のようなもので、髪の毛の一番外側にある薄い層です。このキューティクル、実は3層構造になっており、それぞれが髪の強度や柔軟性を保つために重要な役割を担っています。最も外側の層は「エピックル」と呼ばれ、外部からの刺激から髪を守り、ツヤを与えてくれます。その内側にあるのが「A-コルテックス」と呼ばれる層で、髪の強度を保つ役割を担っています。そして、一番内側にあるのが「エンドキュティクル」と呼ばれる層です。この層は、髪の内部と外部を繋ぐ役割を担っており、栄養分や水分を髪の内部へと届けます。健康なキューティクルは、これらの層がしっかりと重なり合い、髪の内部を保護し、紫外線や乾燥、摩擦などの外的刺激から守ってくれます。しかし、カラーリングやパーマ、毎日のブラッシングなどでキューティクルは傷つきやすく、剥がれ落ちてしまうこともあります。キューティクルが傷つくと、髪のパサつきや切れ毛、枝毛の原因となり、ツヤやハリのない状態に。美しい髪を保つためには、キューティクルを傷つけないように優しくケアすることが大切です。
キューティクルの層 | 役割 |
---|---|
エピックル | 外部刺激から保護、ツヤを与える |
A-コルテックス | 髪の強度を保つ |
エンドキュティクル | 髪の内部と外部を繋ぎ、栄養分や水分を届ける |
キューティクルが傷つくとどうなるの?
髪の毛にとって大切な役割を持つキューティクルですが、パーマやヘアカラー、毎日のブラッシング、そして紫外線など、様々な要因によってダメージを受けてしまいます。傷ついたキューティクルは、表面が荒れてしまい、まるで魚の鱗が剥がれ落ちたような状態になってしまいます。
キューティクルが傷つくと、髪の毛の内部に蓄えられた水分や栄養が外へと流れ出てしまい、パサつきや枝毛、切れ毛といった髪の悩みに繋がります。さらに、キューティクルは光を反射して髪のツヤを生み出す役割も担っているため、キューティクルが乱れると、光が均一に反射せず、髪本来の輝きを失ってしまいます。ツヤのない髪は、実年齢よりも老けて見られる原因にもなります。
健康で美しい髪を保つためには、キューティクルを傷つけないよう、日頃から丁寧なヘアケアを心がけることが重要です。
キューティクルの状態 | 髪の状態 |
---|---|
キューティクルが傷ついた状態 | 表面が荒れ、鱗が剥がれ落ちたような状態 水分や栄養が外に流れ出る パサつき、枝毛、切れ毛 光が均一に反射せずツヤがなくなる 老けて見える |
健康なキューティクルの状態 | 髪の内部に水分や栄養を保つ ツヤのある、健康的で美しい髪 |
キューティクルを守るには?
指先のおしゃれを楽しむ人が増える一方で、爪の健康状態を気に掛けることは意外と忘れがちです。爪の根元にある薄い皮膚のような部分が「甘皮」と呼ばれるキューティクルで、外部からの刺激から爪の成長部分を保護する、とても重要な役割を担っています。
健康で美しい爪を保つためには、このキューティクルを保護することが欠かせません。毎日のヘアケアの中で、少し意識を変えるだけで、キューティクルへの負担を減らすことができます。
まず、洗浄力の強いシャンプーは、必要な皮脂まで洗い流してしまうため注意が必要です。頭皮と髪にも優しいアミノ酸系シャンプーを選び、キューティクルへの負担を軽減しましょう。シャンプー後には、トリートメントで髪に栄養を与え、キューティクルを補修することも大切です。
ドライヤーの熱はキューティクルを傷つけ、乾燥させる原因となります。髪から距離を置いて、低温で乾かすことを心がけましょう。外出時には、紫外線から髪を守ることも重要です。帽子を被ったり、日傘をさしたりして、紫外線の影響を最小限に抑えましょう。
少しの心がけで、あなたの大切なキューティクルを守ることができます。今日からできることから始めてみて下さい。
場面 | ポイント |
---|---|
シャンプー | – 洗浄力の強いシャンプーを避ける – アミノ酸系シャンプーを選ぶ |
シャンプー後 | – トリートメントでキューティクルを補修する |
ドライヤー | – 低温で乾かす – 髪から距離を置いて乾かす |
外出時 | – 帽子を被る – 日傘をさす |
キューティクルをケアして、美髪を目指そう!
髪の毛の外側を覆っている薄い膜であるキューティクル。キューティクルは、髪の内部を保護し、外的刺激から守る役割を担っています。キューティクルが整っていると、光が均一に反射し、美しい艶が生まれます。また、なめらかで指通りの良い、健康的な髪ともいえるでしょう。
しかし、キューティクルは非常にデリケートな存在です。毎日のヘアセットや紫外線、乾燥などの影響で、簡単に傷んでしまうことがあります。傷ついたキューティクルは、髪の毛の内部の栄養分や水分が失われやすくなり、パサつきや枝毛、切れ毛の原因となってしまいます。
美しい髪を保つためには、キューティクルを傷つけないように、日頃から丁寧にケアすることが大切です。例えば、髪を洗う時は、ぬるま湯で優しく洗い、ゴシゴシと強くこすらないようにしましょう。また、トリートメントを毛先を中心に馴染ませ、キューティクルを保護してあげましょう。ドライヤーを使う際も、温風を当てすぎないように気をつけ、冷風を併用しながら乾かすのが効果的です。
これらの点を心がけ、毎日のヘアケアでキューティクルを意識することで、内側から輝くような、健康的で美しい髪を育むことができるでしょう。
キューティクルの状態 | 髪の状態 | ケア方法 |
---|---|---|
整っている | 光が均一に反射し艶が出る なめらかで指通りが良い |
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傷ついている | 髪の毛の内部の栄養分や水分が失われやすい パサつき、枝毛、切れ毛の原因になる |