コスメを知りたい
先生、「セット力」って、ヘアスプレーとかワックスに書いてありますけど、どういう意味ですか?
コスメ研究家
いい質問だね!「セット力」は、髪型をどれくらいしっかりキープできるかを示す言葉なんだ。ヘアスプレーみたいにカチッと固めるものもあれば、ワックスみたいにふんわりまとめるものもあるよね。その違いを表しているんだよ。
コスメを知りたい
じゃあ、ヘアスプレーとワックスでは、セット力の強さが違うんですか?
コスメ研究家
その通り!ヘアスプレーは髪を固める力が高いから、セット力も強め。ワックスは固める力は弱いけど、髪に柔軟性を与えることでスタイルを維持するから、セット力は弱めになるんだ。
セット力とは?
髪形を整えるのに欠かせない整髪料。スプレー、ワックス、ジェルなど様々な種類がありますが、製品によって髪形のキープ時間が違うと感じたことはありませんか?この髪形を維持する力を「セット力」と呼びます。
セット力とは、整髪料で作った髪形をどれくらい長く保てるかを示す指標です。 製品によってセット力の強さは異なり、商品に「スーパーハード」や「ソフト」といった表示があるのを見たことがある人もいるでしょう。
例えば、一日中しっかり髪形をキープしたい場合は、セット力の強い「スーパーハード」や「ハード」と表示された製品を選びます。反対に、ナチュラルなスタイルを楽しみたい場合や、ふんわりとした軽い仕上がりにしたい場合は、「ソフト」や「ライト」と表示されたセット力の弱い製品を選びましょう。
このように、セット力は自分の好みの髪形や、その日の気分、TPOに合わせて選ぶことが重要です。色々な整髪料を試して、自分にぴったりのセット力を見つけましょう。
セット力 | 特徴 | 用途 |
---|---|---|
スーパーハード/ハード | 髪形を長時間キープできる | 一日中しっかり髪形を維持したい場合 |
ソフト/ライト | ナチュラルでふんわりとした仕上がり | ・ナチュラルなスタイルを楽しみたい場合 ・ふんわりとした軽い仕上がりにしたい場合 |
セット力を生み出す成分
髪型を思い通りに整え、一日中キープするために欠かせない整髪料。そのセット力の秘密は、配合されている成分にあります。大きく分けて、「高分子セット樹脂」と「ワックスや油分」の二つの成分が、思い通りのヘアスタイル作りを助けてくれます。
「高分子セット樹脂」は、ヘアスプレーなどに配合される成分です。この成分の特徴は、髪に塗布したあと、時間が経って乾燥すると固まる性質を持っていることです。そのため、強力なセット力を発揮し、ヘアスタイルを長時間キープしたい場合に最適です。
一方、「ワックスや油分」は、ヘアワックスなどに配合される成分です。高分子セット樹脂とは異なり、固まらずに髪に柔軟性を与えるため、ナチュラルな仕上がりになります。また、毛束感を出したり、動きのあるスタイルを作ったりするのにも適しています。
このように、整髪料に含まれる成分によって、セット力の強さや仕上がりの質感が大きく変わります。自分の理想のヘアスタイルや髪質に合った成分を選ぶことが、一日中崩れない、思い通りのヘアスタイルを実現するための鍵と言えるでしょう。
成分 | 特徴 | 効果 | 適したスタイル |
---|---|---|---|
高分子セット樹脂 | ・乾燥すると固まる ・強力なセット力 |
・ヘアスタイルを長時間キープ | ・キープ力を重視するヘアスタイル |
ワックスや油分 | ・固まらず、髪に柔軟性を与える | ・ナチュラルな仕上がり ・毛束感、動きを出しやすい |
・ナチュラルなスタイル ・動きのあるスタイル |
セット力の測り方
整髪料を選ぶ際、「セット力」は重要な要素の一つですよね。しかし、商品パッケージに記載されている「強」「弱」といった表現だけでは、実際にどの程度の違いがあるのか、判断に迷うこともあるでしょう。では、メーカーはどのようにしてセット力の強さを測っているのでしょうか?
一般的には、人工的に毛束を作成し、そこにスタイリング剤を塗布する方法が用いられています。一定時間経過後、毛束がどれだけ形を保っているかを測定することで、セット力の強さを評価するのです。具体的には、毛束の形状変化を数値化する変形量測定や、カールが戻る力を測る反発力試験などが行われています。これらの試験は、専用の機器を用いて正確に測定されます。
このように、整髪料のセット力は、感覚的な評価ではなく、客観的なデータに基づいて測定されています。商品を選ぶ際には、パッケージに記載されているセット力の強弱だけでなく、メーカーのホームページなどで測定方法を確認してみるのも良いかもしれませんね。
項目 | 詳細 |
---|---|
測定対象 | 整髪料のセット力 |
測定方法 | 人工毛束にスタイリング剤を塗布し、一定時間後の形状変化を測定 |
具体的な測定方法 | – 変形量測定 – 反発力試験 |
測定の目的 | セット力の客観的な評価 |
シーンに応じた使い分けを
髪型を思い通りに整えるには、場面に合わせて整髪料を使い分けることが大切です。例えば、結婚式やパーティーなど、特別な日で髪型を長時間キープしたい場合は、固定力の強いヘアスプレーを選びましょう。スプレーを髪全体に吹きかけることで、崩れにくく美しい仕上がりを保てます。
一方、普段の外出やオフィスなど、自然で動きのあるスタイルを楽しみたい場合は、固定力の弱いワックスやヘアクリームがおすすめです。少量を手に取り、手のひらでよく伸ばしてから髪になじませることで、ナチュラルな束感や動きを演出できます。また、ワックスやヘアクリームは、毛先や前髪など、部分的に使うことも可能です。
さらに、梅雨時や雨の日など、湿気が気になる場合は、耐水性に優れたスタイリング剤を選びましょう。湿気による髪の広がりや うねりを抑え、一日中スタイルをキープします。最近のスタイリング剤には、UVカット効果や保湿効果など、嬉しい機能がプラスされたものも増えていますので、自身の髪質や目的に合わせて、最適なものを選びましょう。
場面 | 目的 | 整髪料 | 使い方 |
---|---|---|---|
結婚式、パーティーなど特別な日 | 髪型を長時間キープ | 固定力の強いヘアスプレー | 髪全体に吹きかける |
普段の外出、オフィスなど | 自然で動きのあるスタイル | 固定力の弱いワックスやヘアクリーム | 少量を手に取り、手のひらでよく伸ばしてから髪になじませる |
梅雨時や雨の日など | 湿気対策 | 耐水性に優れたスタイリング剤 | – |
自分にぴったりのセット力で理想のヘアスタイルを
髪型を整える上で、スタイリング剤選びは大切なポイントです。スタイリング剤のセット力は、仕上がりのイメージを大きく左右する要素の一つと言えるでしょう。しかし、いざスタイリング剤を選ぼうと思っても、種類が多くてどれを選べば良いか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか?
セット力は、配合されている成分によって変化します。例えば、ワックスに含まれる油分が多いほど、髪をしっかりと固定する力が高まります。反対に、ムースやヘアジェルのように水分が多いものは、自然な仕上がりになる傾向があります。
また、セット力の強さは、商品によって「数字」「強・中・弱」などで表記されています。数字が大きいほど、あるいは「強」に近づくほどセット力は高くなります。スタイリング剤を選ぶ際には、これらの表記を参考にすると良いでしょう。
さらに、自分の髪質や理想のヘアスタイル、なりたいイメージ、そしてTPOに合わせてスタイリング剤を選ぶことも重要です。
剛毛で動きにくい髪質の方は、セット力の強いワックスを使うことで、動きのあるヘアスタイルを長時間キープすることができます。逆に、軟毛でボリュームが出にくい髪質の方は、軽やかな仕上がりのムースやヘアスプレーでふんわりとスタイリングするのがおすすめです。
自分にぴったりのスタイリング剤を見つけて、一日中思い通りのヘアスタイルを楽しみましょう!
スタイリング剤 | 特徴 | セット力 | おすすめ髪質 |
---|---|---|---|
ワックス | 油分が多く含まれる | 強い | 剛毛、動きにくい髪質 |
ムース | 水分が多い | 弱い | 軟毛、ボリュームが出にくい髪質 |
ヘアジェル | 水分が多い | 弱い | 軟毛、ボリュームが出にくい髪質 |
ヘアスプレー | ふんわりとした仕上がり | 弱い~中程度 | 軟毛、ボリュームが出にくい髪質 |