コスメを知りたい
先生、「ウェーブ力」って、パーマ液の強さってことですか?
コスメ研究家
そうだね。「ウェーブ力」は簡単に言うとパーマ液の強さを表すんだけど、ただ強い弱いだけじゃなくて、どんな風に髪を曲げるかということも関係してくるんだ。
コスメを知りたい
どんな風に曲げるか、っていうのはどういうことですか?
コスメ研究家
例えば、ゆるく自然なウェーブをかけたい場合と、しっかりとしたカールを出したい場合では、使うパーマ液の種類や量が変わってくるよね?「ウェーブ力」は、そうしたパーマ液の性質を表す言葉なんだよ。
ウェーブ力とは
毎日のスタイリングを楽にしたい、あるいはイメージチェンジをしてみたい時に、選択肢に挙がるのがパーマです。しかし、いざパーマをかけようと思った時、「どれくらいカールがかかるのか」というのは、誰もが気にするところでしょう。このカールの強さを決める要素の一つに「ウェーブ力」というものがあります。
ウェーブ力とは、パーマ剤に含まれる薬剤が持つ、髪の毛の形状を変化させる力のことを指します。私たちの髪は、主にタンパク質でできており、このタンパク質の結合を薬剤によって一時的に切断し、再結合させることで、まっすぐな髪をウェーブ状に変えることができるのです。
このウェーブ力は、パーマ剤の種類や髪質によって異なり、ウェーブ力が強いほど、しっかりとしたカールを作ることができます。強いウェーブ力は、くっきりとしたカールを長持ちさせたい場合に適しています。一方、ウェーブ力が弱いと、ナチュラルで緩やかなカールを作ることができます。ふんわりとした自然な仕上がりにしたい場合に適しているでしょう。
しかし、ウェーブ力が強いパーマ剤は、その分髪への負担も大きくなってしまいます。自分の髪質や仕上がりのイメージに合ったウェーブ力のパーマ剤を選ぶことが、美しいカールヘアを実現し、髪の健康を保つ秘訣と言えるでしょう。
項目 | 説明 |
---|---|
ウェーブ力とは | パーマ剤に含まれる薬剤が持つ、髪の毛の形状を変化させる力 |
ウェーブ力の強さ | パーマ剤の種類や髪質によって異なる |
強いウェーブ力 | ・しっかりとしたカール ・カールが長持ち ・髪への負担が大きい |
弱いウェーブ力 | ・ナチュラルで緩やかなカール ・ふんわりとした自然な仕上がり ・髪への負担が小さい |
パーマ剤の種類とウェーブ力
パーマをかけるとき、薬剤を使うことは皆さんご存知でしょう。しかし、パーマ剤にもいくつか種類があることは、ご存知でしょうか?大きく分けると、「チオグリコール酸系」と「システイン系」の2種類があります。
「チオグリコール酸系」は、美容室でも昔から使われている、いわば定番のパーマ剤です。特徴は、なんといってもそのウェーブ力。しっかりとしたカールが出るので、「しっかりとしたパーマをかけたい」「髪の毛が太くて、かかりにくい」という方におすすめです。
一方、「システイン系」は、チオグリコール酸系に比べて髪への負担が少ないのが特徴です。髪への負担が少ないということは、それだけダメージも抑えられるということ。ですから、「パーマはかけたいけれど、ダメージが気になる」という方や、「自然な仕上がりにしたい」という方におすすめです。
このように、パーマ剤にはそれぞれ特徴があります。美容師さんは、お客様の髪質やご希望のヘアスタイルに合わせて、これらのパーマ剤を使い分けながら、施術を行っています。
パーマ剤の種類 | 特徴 | おすすめの人 |
---|---|---|
チオグリコール酸系 | ウェーブ力が強い、しっかりとしたカールが出る | しっかりとしたパーマをかけたい人、髪の毛が太くてかかりにくい人 |
システイン系 | チオグリコール酸系に比べて髪への負担が少ない、ダメージを抑えられる、自然な仕上がりになる | パーマはかけたいけれど、ダメージが気になる人、自然な仕上がりにしたい人 |
ウェーブ力と髪質の関係
毎日のスタイリングに欠かせないパーマやコテ。ふんわりとしたカールや、華やかなウェーブヘアは、女性の魅力をより一層引き立ててくれますよね。しかし、理想のヘアスタイルを手に入れるためには、自分の髪質に合ったウェーブ力を見極めることが重要になってきます。
ウェーブ力とは、パーマ剤の強さを表すもので、パーマ剤の種類によって異なってきます。そして、このウェーブ力はパーマ剤の種類だけでなく、髪質によって得られる効果も大きく変わってくるのです。
例えば、細い髪やカラーリングなどでダメージを受けた髪は、キューティクルが剥がれやすく、デリケートな状態になっています。このような髪質に、強いウェーブ力を持つパーマ剤を使用してしまうと、髪に大きな負担をかけてしまい、切れ毛や枝毛の原因になる可能性があります。ダメージを抑えながら、ふんわりとした自然なカールを楽しむためには、ウェーブ力が弱めのパーマ剤を選び、髪への負担を最小限に抑えることが大切です。
一方、太くて硬い髪質の場合、ウェーブ力が弱いと、薬剤の効果が十分に発揮されず、思うようにカールがかからないことがあります。このような髪質には、ウェーブ力の強いパーマ剤を使用することで、しっかりとしたカールを形成することができます。
美容師と相談しながら、自分の髪質に最適なウェーブ力のパーマ剤を選び、理想のヘアスタイルを実現しましょう。
髪質 | 特徴 | 適切なウェーブ力 | 効果 |
---|---|---|---|
細い髪やダメージヘア | キューティクルが剥がれやすくデリケート | 弱め | ダメージを抑えながら、ふんわりとした自然なカール |
太くて硬い髪 | 薬剤の効果が出にくい | 強め | しっかりとしたカール |
ウェーブ力を決める施術方法
パーマをかけるときに、どれくらい髪をくせづけたいかは、薬剤を選ぶだけでなく、施術の方法によっても調整できます。
同じ薬剤を使っても、髪の毛に巻き付ける棒の太さや巻き方、薬剤を浸透させる時間を変えることで、くせの強さを変えられるのです。
例えば、太い棒でゆるく巻けば、自然でゆるやかなウェーブを作れますし、細い棒でしっかりと巻けば、小さく強いカールを作ることができます。
また、薬剤を浸透させる時間が長ければ長いほど、くせは強くなります。
美容師は、お客様の髪の毛の質や、なりたい髪型を考慮して、これらの要素を細かく調整し、一番良いと思えるウェーブになるように施術しています。
要素 | 詳細 | 効果 |
---|---|---|
ロッドの太さ | 太いロッド | ゆるやかなウェーブ |
細いロッド | 小さく強いカール | |
薬剤の浸透時間 | 長い | 強いクセ |
短い | 弱いクセ |
ウェーブ力の評価方法
髪に美しい曲線を描くパーマ施術。その仕上がりのカギを握るのが「ウェーブ力」です。ウェーブ力とは、パーマ剤がもつ、髪の形状を変える力の強さのこと。このウェーブ力を正確に見極めることは、美容師にとっても腕の見せ所であり、お客様に笑顔で帰っていただくための重要なプロセスなのです。経験豊富な美容師は、お客様の髪とじっくり向き合い、その状態を細かくチェックします。例えば、髪の太さや硬さ、ダメージの度合いなどを総合的に判断します。さらに、実際にパーマ剤を少量の髪に塗布し、カールのかかり具合を確かめる「テストカール」を行うこともあります。これらの情報をもとに、最適なウェーブ力を持つパーマ剤を選び、施術を行います。しかし、どれだけ入念に準備をしても、実際にパーマをかけてみないと、最終的な仕上がりがどうなるかは完全に予測することはできません。なぜなら、一人ひとりの髪質は千差万別で、パーマ剤の反応も微妙に異なるからです。そのため、本当に満足のいくパーマヘアを実現するためには、信頼できる経験豊富な美容師に相談することが大切です。自分の髪質や、なりたいイメージを丁寧に伝え、しっかりとカウンセリングを受けることで、理想のパーマヘアに近づきましょう。
項目 | 内容 |
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ウェーブ力とは | パーマ剤が持つ、髪の形状を変える力の強さ |
美容師の腕の見せ所 | – お客様の髪質を見極め、最適なウェーブ力を持つパーマ剤を選ぶこと – テストカールなどを行い、仕上がりのイメージを共有すること |
理想のパーマヘアを実現するために | – 信頼できる経験豊富な美容師に相談する – 自分の髪質やなりたいイメージを丁寧に伝える – しっかりとカウンセリングを受ける |