逆毛でボリュームアップ！ でもダメージ対策は必須？

逆毛とは？

– 逆毛とは？

髪型にふんわりとしたボリュームを出したい時や、ヘアアレンジを長持ちさせたい時に役立つテクニックに「逆毛」があります。

「逆毛」とは、その名の通り、普段髪をとかす向きとは反対に、毛先から根元に向かって髪を梳かすことで、髪の表面にあるキューティクルを意図的に逆立てて立たせることを指します。

逆毛を立てることで、髪と髪の間に空間が生まれ、それがクッションの役割を果たすため、自然なボリュームを出すことができます。また、逆毛を立てることで髪同士が絡まりやすくなるため、ヘアスタイルのキープ力を高める効果も期待できます。

しかし、逆毛を立てる際には注意が必要です。キューティクルを無理に逆立てるため、髪の毛が傷みやすく、切れ毛や枝毛の原因になってしまう可能性も。逆毛を立てる際は、専用のブラシを使用したり、毛束を少量ずつ取るなど、髪への負担を最小限に抑える工夫を心がけましょう。また、逆毛を解く際には、無理に引っ張らず、丁寧にブラッシングすることが大切です。

逆毛のメリット

逆毛の最も大きな利点は、すぐに効果が実感できるボリュームアップ効果です。特に、髪の毛が細くてボリュームが出にくい、頭頂部がペタッとなってしまうとお悩みの方には、手軽にふんわりとしたヘアスタイルを作ることができるのでおすすめです。
逆毛を入れることで、ただボリュームアップするだけでなく、ヘアスタイルに立体感が生まれるのも嬉しいポイントです。髪に動きを出すことで、アップスタイルや編み込みなどのアレンジもより美しく仕上がります。
さらに、逆毛はヘアスタイルの持続時間を延ばす効果も期待できます。逆毛を立てることで、まるで髪の毛同士が手を繋いでいるように絡まりやすくなるため、ヘアスタイルが崩れにくくなるのです。
しかし、逆毛はキューティクルを傷つけやすいという側面も持っています。逆毛を作る際は、毛先からではなく、根元から少しずつ毛を立てるようにしましょう。また、逆毛をほどく際は、無理に引っ張らず、丁寧にブラッシングをすることが大切です。

逆毛のデメリット

– 逆毛のデメリットボリュームを出したり、ヘアアレンジの幅を広げたりと、便利な反面、逆毛にはいくつか注意すべき点があります。まず、逆毛を立てる際に、髪の表面を覆っているキューティクルを無理に逆立たせることになるため、髪への負担が大きくなってしまう点が挙げられます。 キューティクルは、例えるなら瓦屋根のように、髪の内側を保護する役割を担っています。しかし、このキューティクルを逆毛によって繰り返し乱すことで、キューティクルが剥がれてしまい、枝毛や切れ毛の原因になる可能性があります。また、逆毛によって髪の毛同士が絡まりやすくなるため、ブラッシングの際に髪に大きな負担がかかり、切れ毛や抜け毛につながる可能性も考えられます。 逆毛によってせっかく綺麗にスタイリングした髪が台無しになってしまうことや、頭皮への負担も心配です。さらに、逆毛を頻繁に行うと、キューティクルが傷ついてしまうため、髪本来の潤いを保つことができなくなり、乾燥しやすくなったり、パサつきが目立つようになることもあります。 健康的な髪には、キューティクルが重要な役割を果たしていることを忘れてはいけません。

逆毛をするときの注意点

華やかでボリュームのあるヘアスタイルを簡単に実現できる逆毛ですが、いくつか注意しておきたい点があります。逆毛を正しく行わないと、髪が傷んでしまう可能性があるからです。
まず、逆毛を入れる前に、必ずブラッシングをしてください。髪のもつれを丁寧に解きほぐすことで、逆毛を立てる際の摩擦を減らし、髪への負担を軽減できます。髪がもつれた状態のまま逆毛を立てると、さらに髪が絡まりやすくなり、ダメージの原因になるので注意が必要です。
また、髪が濡れた状態での逆毛は絶対に避けましょう。濡れた髪はキューティクルが開いた状態なので、とてもデリケートです。乾いた髪に比べて摩擦などの外的刺激を受けやすく、傷みやすい状態になっています。逆毛を立てる際は、髪が完全に乾いているのを確認してから行いましょう。
逆毛を立てる際は、毛束を根元から少しずつ持ち上げ、毛先に向かって梳かすように逆毛を立てていきましょう。毛先から逆毛を立てると、毛先が絡まりやすく、枝毛や切れ毛の原因になります。一度に多くの毛束を逆毛立てようとせず、少量ずつ丁寧に逆毛を立てていくことが、美しい仕上がりのためには重要です。
そして、毎日逆毛を立てるのは控えましょう。逆毛は髪に負担をかけるスタイリング方法の一つです。特別な日やヘアアレンジを楽しむ時など、必要な時だけに逆毛を立てるように心がけ、普段は髪を休ませる時間を作るようにしましょう。

逆毛後のケア方法

ヘアスタイルにボリュームを出したい時や、華やかな印象にしたい時に便利な逆毛ですが、逆毛を立てた後のケアを怠ると、髪の毛のダメージに繋がってしまうことがあります。
逆毛を解く際には、まずブラシではなく、目の粗いコームを使いましょう。毛先から優しくほぐしていき、絡まりが酷い場合は、トリートメントやコンディショナーなどを髪に馴染ませてから、丁寧に解きほぐしてください。無理に引っ張ったり、いきなりブラシを使うと、髪の毛が切れたり、抜け毛の原因になる可能性があります。
シャンプーをする際は、まずぬるま湯で髪をよく濡らし、頭皮を指の腹で優しくマッサージするように洗いましょう。スタイリング剤を落とすことに集中し、ゴシゴシと強くこするのは避けましょう。シャンプー後は、毛先にまでしっかりとトリートメントを馴染ませ、髪の毛に潤いを与えましょう。
ドライヤーを使う際は、髪の毛から少し離した場所から、温風と冷風を交互に当てながら乾かしましょう。熱風を当てすぎると、髪の毛の乾燥に繋がるので注意が必要です。最後に冷風を当てることで、キューティクルが引き締まり、髪の毛にツヤが出ます。