ファンデーション

ファンデーションの基礎知識:種類と特徴

コスメを知りたい

先生、ファンデーションには粉末のものとクリーム状のもの、あとはリキッド状のものがあるのは知ってるんですけど、これらの違いって何かあるんですか?

コスメ研究家

よく知っているね!ファンデーションには大きく分けて、粉末固形、乳化型、油性の3つの種類があるんだ。それぞれに特徴があるんだよ。

コスメを知りたい

種類によってそんなに違うんですね!どんな特徴があるんですか?

コスメ研究家

例えば、粉末固形ファンデーションは持ち運びに便利で、乳化型ファンデーションは肌の潤いを保つ効果が高いと言われているよ。油性ファンデーションは水をはじく力が強くて、しっかり肌を隠したい時に向いているんだ。

ファンデーションとは

ファンデーションとは

– ファンデーションとはファンデーションは、ベースメイクと呼ばれる肌の土台を整える化粧品です。その役割は、肌の表面を滑らかに整え、色ムラを均一にすることで、美しい肌を演出することです。具体的には、しみ、そばかす、くすみ、ニキビ跡といった肌の悩みを自然にカバーします。ファンデーションを塗ることで、これらの気になる部分を目立たなくし、本来の肌色よりも明るく健康的に見せる効果があります。また、顔全体の肌色を均一にすることで、透明感のある仕上がりを実現します。ファンデーションの役割は、美しさだけではありません。紫外線や乾燥、大気中の汚れといった外部刺激から肌を守る役割も担っています。紫外線は、しみやしわ、たるみといった肌老化の原因となりますが、ファンデーションには紫外線をカットする効果を持つものも多くあります。また、乾燥から肌を守る保湿成分が配合されたものや、大気中の汚れを吸着する成分が配合されたものなど、様々な機能を持つファンデーションが販売されています。このように、ファンデーションは、メイクアップとスキンケア、両方の効果を期待できるアイテムとして進化しています。自分に合ったファンデーションを選ぶことで、美しい肌を保つことができるでしょう。

役割 効果
肌の表面を滑らかに整え、色ムラを均一にする ・シミ、そばかす、くすみ、ニキビ跡などを自然にカバー
・肌色を均一にし、透明感のある仕上がりを実現
紫外線や乾燥、大気中の汚れといった外部刺激から肌を守る ・紫外線カット効果によるシミ、シワ、タルミの抑制
・保湿成分による乾燥からの保護
・大気中の汚れ吸着効果

ファンデーションの種類

ファンデーションの種類

ベースメイクの要とも言えるファンデーションは、その種類によって仕上がりの印象や使い心地が大きく変わるため、自分に合ったものを選ぶことが大切です。大きく分けて3つの種類があり、それぞれに特徴があります。

まず、粉末状の粒子が特徴の粉末固形ファンデーションは、コンパクトで持ち運びに便利なため、外出先での化粧直しにも最適です。粉のタイプや配合の違いによって、パウダータイプ、ケーキタイプ、両用タイプに分けられます。

次に、乳化型ファンデーションは、水分と油分がバランス良く配合されているため、肌馴染みが良く、自然なツヤ感を与えながら、うるおいを保ちます。汗や水にも強く、化粧崩れしにくいのも特徴です。水分が多い水中油型と、油分が多い油中水型の2種類があり、自分の肌質に合った方を選ぶことができます。

最後に、油性ファンデーションは、水に強く、高いカバー力で、肌の凹凸や色ムラをしっかりカバーすることができます。舞台メイクなど、特別な場面に適しています。ただし、油分が多いため、肌への負担が大きくなってしまう場合があるので注意が必要です。

ファンデーションの種類 特徴 備考
粉末固形ファンデーション ・コンパクトで持ち運びに便利
・外出先での化粧直しに最適
・粉のタイプや配合の違いによって、パウダータイプ、ケーキタイプ、両用タイプに分けられる
乳化型ファンデーション ・水分と油分がバランス良く配合
・肌馴染みが良く、自然なツヤ感
・うるおいを保つ
・汗や水にも強く、化粧崩れしにくい
・水分が多い水中油型と、油分が多い油中水型の2種類がある
・自分の肌質に合った方を選ぶ
油性ファンデーション ・水に強い
・高いカバー力
・肌の凹凸や色ムラをしっかりカバー
・舞台メイクなど、特別な場面に適している
・油分が多いため、肌への負担が大きくなってしまう場合があるので注意

粉末固形ファンデーション

粉末固形ファンデーション

– 粉末固形ファンデーション

粉末固形ファンデーションは、その名の通り粉末状のファンデーションをぎゅっと押し固めたタイプのファンデーションです。コンパクトなケースに入っていることが多く、持ち運びに便利なので、外出先でのメイク直しにも重宝します。

粉末固形ファンデーションには、大きく分けてパウダータイプ、ケーキタイプ、両用タイプの三種類があります。それぞれに特徴があるので、ご自身の肌質や仕上がりの好みに合わせて選ぶと良いでしょう。

パウダータイプは、粉末感を残したまま固めたタイプで、ふんわりと軽い付け心地が特徴です。肌への負担感が少なく、ナチュラルな仕上がりになるため、厚塗り感が苦手な方や、ナチュラルメイクがお好みの方におすすめです。

ケーキタイプは、パウダータイプよりも粉末をぎゅっと固めたタイプで、カバー力が高いのが特徴です。毛穴や肌の凹凸をしっかりとカバーしたい方や、セミマットな仕上がりをお求めの方におすすめです。

両用タイプは、その名の通り、水あり・水なし両方に対応しているタイプです。水を含ませたスポンジで使用すると、しっとりとした艶のある仕上がりになり、乾いたスポンジで使用すると、サラサラとしたマットな仕上がりになります。一つのファンデーションで、仕上がりの質感を変えることができるので、メイクによって使い分けたい方におすすめです。

種類 特徴 おすすめポイント
パウダータイプ ふんわりと軽い付け心地
ナチュラルな仕上がり
厚塗り感が苦手な方
ナチュラルメイクがお好みの方
ケーキタイプ カバー力が高い
セミマットな仕上がり
毛穴や肌の凹凸をカバーしたい方
セミマットな仕上がりをお求めの方
両用タイプ 水あり・水なし両用
水あり:艶のある仕上がり
水なし:サラサラとしたマットな仕上がり
仕上がりの質感を変えたい方

乳化型ファンデーション

乳化型ファンデーション

– 乳化型ファンデーション

乳化型ファンデーションとは、その名の通り、水と油を乳化させて作られたファンデーションのことを指します。
乳化させることで、水分と油分のそれぞれの良さを兼ね備えている点が最大の特徴です。

乳化型ファンデーションは、大きく分けて「水中油型」と「油中水型」の2つのタイプに分類されます。

-# 水中油型ファンデーション

水中油型ファンデーションは、水の中に油を分散させているタイプのファンデーションです。
みずみずしい使い心地で、肌に薄く均一に伸ばしやすく、まるで素肌と錯覚するような、ナチュラルな仕上がりになる点が特徴です。
さらに、配合されている水分による保湿効果も期待できます。
乾燥しがちな肌質の方や、ナチュラルメイクがお好みの方におすすめです。

-# 油中水型ファンデーション

油中水型ファンデーションは、反対に、油の中に水を分散させているタイプのファンデーションです。
水中油型ファンデーションに比べて、カバー力が高く、化粧崩れしにくい点が特徴です。
しっかりとしたメイクを長時間キープしたい方や、皮脂による化粧崩れが気になる脂性肌の方におすすめです。

このように、乳化型ファンデーションは、肌質や仕上がりの好みに合わせて、自分にぴったりのものを選ぶことができます。

ファンデーションタイプ 特徴 メリット おすすめ
水中油型 水の中に油を分散 ・ みずみずしい使い心地
・ 薄く均一に伸びる
・ ナチュラルな仕上がり
・ 保湿効果
・ 乾燥肌
・ ナチュラルメイク好き
油中水型 油の中に水を分散 ・ カバー力が高い
・ 化粧崩れしにくい
・ しっかりメイクしたい
・ 脂性肌

油性ファンデーション

油性ファンデーション

– 油性ファンデーション油性ファンデーションは、その名の通り油分を主成分としたファンデーションです。クリームのような滑らかな使い心地で、肌にぴたりと密着するのが特徴です。油分が多いことから、高いカバー力と持続力を誇り、時間が経ってもヨレたり崩れたりしにくいというメリットがあります。そのため、結婚式やパーティーなど、特別な日のメイクや、舞台メイクなどに最適です。また、水や汗にも強いので、スポーツをする時や、湿度の高い時期にも活躍します。しかし、油性ファンデーションは、その性質上、肌への負担が大きいという側面も持ち合わせています。油分が多いと、毛穴を塞いでしまい、ニキビや肌荒れの原因となる可能性があります。そのため、乾燥肌の方や敏感肌の方は、使用を控えた方が良いでしょう。脂性肌の方も、普段使いにはあまりおすすめできません。もし油性ファンデーションを使用する場合は、丁寧なクレンジングを心がけましょう。油分をしっかり落とさないと、肌トラブルの原因になってしまいます。クレンジングオイルやクレンジングクリームなど、油分になじみやすいタイプのクレンジング剤を使用し、丁寧に洗い流してください。その後は、洗顔料でしっかりとダブル洗顔をすることが大切です。そして、化粧水や乳液などで、肌の水分と油分のバランスを整えましょう。

特徴 メリット デメリット 注意点
油分を主成分とした、クリーム状で滑らかな使い心地
  • 高いカバー力と持続力
  • 水や汗に強い
  • 肌への負担が大きい
  • 毛穴を塞ぎ、ニキビや肌荒れの原因となる可能性
  • 乾燥肌、敏感肌、脂性肌の人は使用を控える
  • 丁寧なクレンジングを心がける(クレンジングオイルやクリームの使用推奨)
  • ダブル洗顔、化粧水・乳液での保湿を徹底する