コスメを知りたい
先生、「化粧品成分『面皰』って書いてあるけど、これって何ですか?なんか怖いんですけど…
コスメ研究家
あぁ、それね。「面皰」っていうのは、簡単に言うと「ニキビの元」になるもののことだよ。毛穴に皮脂とか汚れが詰まってできるんだ。
コスメを知りたい
ニキビの元ってことですか?!じゃあ、なんで化粧品に入っているんですか?
コスメ研究家
実はね、「面皰」って書いてあっても、必ずニキビができるわけじゃないんだ。この化粧品を使った時に、ニキビができやすい人とできにくい人がいるってことなんだよ。
面皰とは?
– 面皰とは?
面皰とは、毛穴に皮脂や古い角質が詰まってしまい、皮膚の表面が盛り上がって見える状態のことです。一般的には「コメド」や「ニキビの初期段階」とも呼ばれています。
鏡を見ると、白や黒っぽい小さな点のように見えることが多く、特に皮脂分泌の多い顔にできやすいとされています。しかし、顔以外にも、胸や背中などにも現れることがあります。
面皰は、毛穴に詰まった皮脂が空気に触れずに白く見えるものを「閉鎖面皰」、空気に触れて酸化し黒く見えるものを「開放面皰」と呼びます。
閉鎖面皰は、炎症を起こしにくい一方で、適切なスキンケアを行わないと、炎症を起こして赤く腫れ上がった「赤ニキビ」や、膿を持つ「黄ニキビ」へと悪化してしまう可能性があります。
一方、開放面皰は、比較的炎症を起こしにくいとされていますが、黒く目立ちやすいため、見た目が気になる方も多いでしょう。
いずれの面皰も、日々の適切なスキンケアによって予防や改善が期待できます。毎日の洗顔で毛穴の汚れを落とし、保湿を心がけましょう。また、食生活や睡眠などの生活習慣を整えることも大切です。
しかし、自己流のケアでは悪化させてしまう場合もあるため、気になる場合は、皮膚科専門医に相談することをおすすめします。
種類 | 特徴 | 炎症 |
---|---|---|
閉鎖面皰 | 毛穴に詰まった皮脂が空気に触れずに白く見える | 炎症を起こしにくい ただし、悪化すると赤ニキビや黄ニキビになる可能性あり |
開放面皰 | 毛穴に詰まった皮脂が空気に触れて酸化し黒く見える | 比較的炎症を起こしにくい |
白と黒、2つの面皰
顔にできるポツポツとした、いわゆる「面皰(めんぽう)」には、大きく分けて二つの種類があります。それは「白にきび」と「黒にきび」です。どちらも過剰な皮脂分泌や古い角質が毛穴に詰まることで発生しますが、その見た目は異なります。
白にきびは、毛穴が閉じた状態で皮脂や角質が詰まっているため、皮膚の表面が白く盛り上がって見えます。まるで小さな丘のように、触ると硬く感じることが特徴です。一方、黒にきびは毛穴が開いた状態で皮脂や角質が詰まっているため、空気に触れて酸化し黒く見えます。毛穴が開いているため、白にきびと比べて指で押し出すと中身が出やすいという特徴があります。
どちらも肌の炎症を引き起こす可能性がありますが、特に黒にきびは雑菌が繁殖しやすく、炎症が悪化すると赤く腫れ上がる「赤にきび」に進行することもあります。日頃から正しいスキンケアを心がけ、毛穴を清潔に保つことが大切です。ただし、自己流のケアは悪化させる可能性もあるため、気になる場合は皮膚科医に相談するようにしましょう。
項目 | 白ニキビ | 黒ニキビ |
---|---|---|
状態 | 毛穴が閉じた状態で皮脂や角質が詰まる | 毛穴が開いた状態で皮脂や角質が詰まる |
見た目 | 白い丘状で硬い | 黒く見える |
特徴 | 触ると硬い | 指で押し出すと中身が出やすい |
炎症 | 悪化すると赤ニキビになる可能性あり | 雑菌が繁殖しやすく、炎症が悪化すると赤ニキビになる可能性あり |
面皰ができる原因
– 面皰ができる原因
顔の表面にできる小さな粒、面皰。できる原因は一つではなく、様々な要因が重なり合って発生します。ここでは、面皰を引き起こす主な原因について詳しく見ていきましょう。
まず、皮脂の過剰分泌は面皰の大きな要因の一つです。皮脂は肌を保護するために分泌されるものですが、過剰になると毛穴に詰まりやすく、面皰の原因となります。
次に、肌の生まれ変わりであるターンオーバーの乱れも挙げられます。ターンオーバーが正常に行われないと、古い角質が肌に残り、毛穴を塞いでしまいます。その結果、皮脂が詰まりやすくなり、面皰へと繋がります。
ホルモンバランスの乱れも面皰の原因となります。特に、思春期や生理前などはホルモンバランスが不安定になりやすく、皮脂の分泌量が増加するため、面皰ができやすくなります。
食生活の乱れも、肌環境を悪化させ、面皰の原因となることがあります。脂肪分の多い食事や糖分の過剰摂取は、皮脂の分泌を増加させる可能性があります。また、ビタミンやミネラルが不足すると、肌のターンオーバーが乱れやすくなるため、注意が必要です。
ストレスや睡眠不足も、ホルモンバランスや肌のターンオーバーに影響を与え、面皰の原因となることがあります。十分な睡眠をとり、ストレスを溜め込まないようにすることが大切です。
毎日のスキンケアも、面皰に大きく影響します。洗浄力の強すぎる洗顔料の使用や、保湿不足は、肌に必要な皮脂まで奪い、乾燥を招きます。その結果、肌はより多くの皮脂を分泌しようとするため、かえって面皰ができやすくなることがあります。
最後に、自分に合わない化粧品を使い続けることも、面皰の原因となります。化粧品を選ぶ際には、自分の肌質に合ったものを使用し、使用後に肌に異常を感じたら、すぐに使用を中止することが大切です。
面皰の原因 | 詳細 |
---|---|
皮脂の過剰分泌 | 肌を保護するための皮脂が過剰になると毛穴に詰まり、面皰の原因に。 |
ターンオーバーの乱れ | 肌の生まれ変わりが滞ると、古い角質が毛穴を塞ぎ、皮脂詰まり、面皰へ。 |
ホルモンバランスの乱れ | 思春期や生理前など、ホルモンバランスの変動により皮脂分泌が増加し、面皰ができやすくなる。 |
食生活の乱れ | 脂肪分・糖分過多、ビタミン・ミネラル不足は、皮脂分泌増加やターンオーバーの乱れに繋がり、面皰を招く。 |
ストレスや睡眠不足 | ホルモンバランスやターンオーバーに悪影響を与え、面皰の原因に。 |
スキンケアの誤り | 洗浄力の強い洗顔料や保湿不足は、乾燥を招き、皮脂の過剰分泌を促し、面皰を悪化させる。 |
合わない化粧品の使用 | 肌質に合わない化粧品は、肌に悪影響を与え、面皰の原因となる。 |
面皰を悪化させないために
ついつい気になってしまう面皰ですが、決して指で押し出したり、触ったりしてはいけません。無理に押し出すと、炎症を起こして赤くなってしまったり、茶色く色素沈着が残ってしまうことがあります。さらに悪化して、ニキビ跡になってしまうことも。そうなってしまっては、元通りになるまで長い時間がかかってしまいます。
また、肌をゴシゴシと強くこすることも面皰を悪化させる原因になります。タオルで顔を拭く時や、洗顔をする時につい強くこすってしまっていませんか?肌への摩擦は、肌のバリア機能を低下させ、炎症を悪化させる可能性があります。
洗顔をする際は、清潔な手で優しく洗うようにしましょう。洗顔料をよく泡立てて、肌に負担をかけないように優しく包み込むように洗うのがポイントです。洗顔後は、清潔なタオルで優しく押さえるようにして水気を拭き取りましょう。
やってはいけないこと | 悪影響 |
---|---|
指で面皰を押し出す、触る | ・炎症を起こして赤くなる ・色素沈着 ・ニキビ跡になる |
肌をゴシゴシと強くこする | ・肌のバリア機能を低下 ・炎症を悪化 |
正しいケアで肌トラブルを防ぐ
毎日の生活の中で私たちを悩ませる肌トラブル。その多くは、毎日の正しいスキンケアによって予防することができます。肌本来の力を引き出し、トラブルの起こりにくい健やかな肌を保つために、毎日のケアを見直してみましょう。
まず大切なのは、自分の肌に合った洗顔料を選び、肌を清潔に保つことです。皮脂や汚れを落とすことは大切ですが、洗浄力の強すぎる洗顔料は、必要な皮脂まで奪い、乾燥を招く可能性があります。肌質に合った洗顔料を選び、たっぷりの泡で優しく洗い上げましょう。ゴシゴシとこするのは禁物です。
洗顔後は、化粧水や乳液などで肌に潤いを与え、乾燥を防ぎましょう。化粧水は、肌の水分と油分のバランスを整え、潤いを与えるためのものです。自分の肌に合ったものを選び、優しくなじませましょう。さらに、乳液やクリームで油分を補給することで、水分の蒸発を防ぎ、肌の潤いを保つことができます。
スキンケアだけでなく、生活習慣も肌の状態に大きく影響します。バランスの取れた食事を心がけ、ビタミンやミネラルなど、肌に必要な栄養素を積極的に摂取しましょう。また、睡眠不足は肌のターンオーバーを乱し、肌トラブルの原因となります。質の高い睡眠を十分に取るように心がけましょう。
適度な運動も効果的です。運動することで血行が促進され、肌に栄養が行き渡りやすくなります。ストレスを溜め込みすぎると、ホルモンバランスが乱れ、肌荒れなどのトラブルを引き起こす可能性があります。自分の好きなことをしてリラックスする時間を作ったり、十分な睡眠をとるなど、ストレスを解消する方法を見つけましょう。健康的な生活習慣を送り、肌のターンオーバーを整えることで、内側から輝くような、美しい肌を手に入れましょう。
項目 | 詳細 |
---|---|
洗顔 | – 肌質に合った洗顔料を選び、たっぷりの泡で優しく洗う – ゴシゴシとこすらない |
保湿 | – 化粧水で肌の水分と油分のバランスを整え、潤いを与える – 乳液やクリームで油分を補給し、水分の蒸発を防ぐ |
生活習慣 | – バランスの取れた食事を心がける – 十分な睡眠をとる – 適度な運動をする – ストレスを解消する |