日焼け止め

日焼け止めのSPF、正しく理解して紫外線対策

コスメを知りたい

先生、日焼け止めに入っている『SPF』って、数字が大きい方が効果が高いんですよね?

コスメ研究家

そうだね。 SPFの数字は、紫外線B波を防ぐ効果を表していて、数字が大きいほど効果が高いと言えるよ。 例えば、SPF1だと、何も塗っていない状態と比べて、日焼けするまでの時間を約1倍長くできるんだ。

コスメを知りたい

じゃあ、SPF50だったら50倍も長く大丈夫ってことですか?

コスメ研究家

そう単純にはいかないんだ。 SPFはあくまでも目安で、汗やこすれで落ちてしまうこともあるからね。それに、紫外線A波を防ぐ効果はSPFでは分からないから、PA値も合わせて確認することが大切だよ。

SPFとは

SPFとは

– SPFとは

SPFは「Sun Protection Factor(サン・プロテクション・ファクター)」の略で、日本語では「紫外線防御指数」といいます。日焼け止めに表示されているこの数値は、紫外線からお肌を守る効果を示す大切な指標です。

太陽光に含まれる紫外線には、UVAとUVBの2種類があります。SPFは、特に肌の表面にダメージを与え、赤みや炎症を引き起こすUVBを防ぐ効果を数値で表しています。UVBは、日焼けの主な原因となる紫外線です。

SPF値は、日焼け止めを塗っていない肌が赤くなるまでの時間と比較して、どのくらい長く紫外線を防ぐことができるかを表しています。例えば、SPF1は、日焼け止めを塗っていない状態と比べて、約10倍長く紫外線B波を防ぐ効果があります。つまり、SPF値が高いほど、UVBを防ぐ効果が高く、長時間日焼けを防ぐことができるといえます。

日焼け止めを選ぶ際には、自分の活動時間や場所、肌の強さに合わせて適切なSPF値の製品を選ぶようにしましょう。

用語 説明
SPF Sun Protection Factorの略。紫外線防御指数。日焼け止めに表示されている、紫外線からお肌を守る効果を示す指標。
UVB 肌の表面にダメージを与え、赤みや炎症を引き起こす紫外線。日焼けの主な原因。SPFは、特にUVBを防ぐ効果を数値で表している。
SPF値 日焼け止めを塗っていない肌が赤くなるまでの時間と比較して、どのくらい長く紫外線を防ぐことができるかを表す数値。例:SPF1は、日焼け止めを塗っていない状態と比べて、約10倍長く紫外線B波を防ぐ効果がある。

SPF値の読み方

SPF値の読み方

日焼け止めを選ぶ際、必ず目にする「SPF」という値。これは一体何を表しているのでしょうか?「Sun Protection Factor」の略称であるSPF値は、日焼け止めを塗った肌と塗っていない肌を比べて、どれだけの時間、日焼けを遅らせることができるのかを示す目安です。

例えば、「SPF15」の日焼け止めを使用した場合、何も塗っていない状態と比べて、15倍の時間、日焼けを遅らせる効果が期待できます。もし、何も塗らずに10分で肌が赤くなってしまう人であれば、「SPF15」の日焼け止めを使用することで、その15倍にあたる150分間、日焼けを防ぐ効果が期待できるという計算になります。

ただし、これはあくまでも実験室で測定された数値に基づいた目安に過ぎません。実際には、汗をかいたり、こすったりすることで日焼け止めは落ちてしまいますし、使用量によっても効果は大きく変わります。日焼け止めはこまめに塗り直すことが大切です。また、SPF値が高いほど肌への負担も大きくなるため、日常生活で過ごす場合は「SPF30、PA++」程度を目安に、レジャーなど長時間日に当たる場合は「SPF50+、PA++++」を目安に、状況に応じて使い分けるようにしましょう。

項目 説明
SPFとは Sun Protection Factorの略称で、日焼け止めを塗った肌と塗っていない肌を比べて、どれだけの時間、日焼けを遅らせることができるのかを示す目安
SPF値の計算 SPF値 × 何も塗らない場合の肌が赤くなるまでの時間 = 日焼けを防ぐ効果が期待できる時間
(例:SPF15 × 10分 = 150分)
SPF値の目安 日常生活:SPF30、PA++
レジャーなど長時間日に当たる場合:SPF50+、PA++++
注意点 ・SPF値は実験室で測定された数値に基づいた目安
・汗や摩擦で日焼け止めは落ち、効果が薄れるためこまめな塗り直しが必要
・SPF値が高いほど肌への負担が大きくなる

SPF選びのポイント

SPF選びのポイント

日差しから肌を守るために欠かせない日焼け止めですが、製品に記載されている「SPF」の数値を正しく理解して選んでいるでしょうか?

SPFとは「Sun Protection Factor(サン・プロテクション・ファクター)」の略称で、肌に赤みを生じさせる紫外線B波をどの程度防ぐことができるのかを表す数値です。SPF10とは、何も塗っていない状態と比べて、約10倍の時間、紫外線を浴びても肌が赤くなるのを防ぐことができることを意味します。

SPF値は高いほど紫外線防止効果が高いと思われがちですが、必ずしも高い数値のものが良いというわけではありません。日常生活で少しの間だけ外出する場合など、紫外線を浴びる量が少なければSPF値は低くても十分です。逆に、海水浴やスポーツなど、長時間屋外で過ごす場合はSPF値の高いものを選ぶ必要があります。

また、SPF値が高いものは紫外線をカットする成分が多く含まれているため、肌への負担が大きくなってしまう可能性も。

自分の肌質や紫外線を浴びる時間の長さ、場所などを考慮して、適切なSPF値の日焼け止めを選びましょう

項目 内容
SPFとは Sun Protection Factor(サン・プロテクション・ファクター)の略称で、肌に赤みを生じさせる紫外線B波をどの程度防ぐことができるのかを表す数値。
SPF10の場合、何も塗っていない状態と比べて、約10倍の時間、紫外線を浴びても肌が赤くなるのを防ぐことができる。
SPF値の選び方 ・SPF値が高いほど紫外線防止効果は高いが、必ずしも高い数値のものが良いというわけではない。
・日常生活で少しの間だけ外出する場合など、紫外線を浴びる量が少なければSPF値は低くても十分。
・海水浴やスポーツなど、長時間屋外で過ごす場合はSPF値の高いものを選ぶ必要がある。
・SPF値が高いものは紫外線をカットする成分が多く含まれているため、肌への負担が大きくなってしまう可能性もある。
・自分の肌質や紫外線を浴びる時間の長さ、場所などを考慮して、適切なSPF値の日焼け止めを選びましょう。

SPFだけで安心は禁物

SPFだけで安心は禁物

日差しが強くなる季節になると、気になるのが紫外線対策ですよね。よく耳にする「SPF」は、日焼けの原因となる紫外線B波(UVB)を防ぐ効果を表す数値です。しかし、SPFが高い日焼け止めを選んでいれば安心、というわけではありません。
紫外線には、UVB以外にも、肌の奥深くまで届き、シワやたるみの原因となる紫外線A波(UVA)が存在します。UVAを防ぐ効果を表すのが「PA(Protection Grade of UVA)」です。PAは「+」の数が多いほど効果が高くなります。
日焼け止めを選ぶ際には、SPFだけでなく、PAも確認することが大切です。日常生活では「SPF10~20、PA++」、レジャーなど屋外で過ごす場合は「SPF30~50、PA+++~++++」を目安に、状況に合わせて使い分けましょう。
また、日焼け止めは、汗やこすれで効果が薄れてしまうため、こまめに塗り直すことが重要です。日焼け止めだけでなく、帽子や日傘、サングラスなどを活用することも効果的です。日焼け止めだけに頼らず、さまざまな対策を組み合わせることで、紫外線から肌を守りましょう。

指標 効果 目安
SPF 日焼けの原因となる紫外線B波(UVB)を防ぐ効果 日常生活:SPF10~20
レジャーなど屋外:SPF30~50
PA(Protection Grade of UVA) シワやたるみの原因となる紫外線A波(UVA)を防ぐ効果
「+」の数が多いほど効果が高い
日常生活:PA++
レジャーなど屋外:PA+++~++++