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ポマードでつくる、魅惑のヘアスタイル

コスメを知りたい

先生、ポマードって油を固めたものなんですよね? なんで油を固める必要があるんですか?

コスメ研究家

いい質問だね! ポマードを油のままにしておくと、髪につけた時にどうなると思う?

コスメを知りたい

うーん、ベタベタして、まとまりにくそう…

コスメ研究家

その通り! 油を固めることで、扱いやすくなるんだよ。それに、髪型を長時間キープするためにも、固さが必要なんだ。

ポマードとは?

ポマードとは?

– ポマードとは?ポマードは、整髪料の一つで、髪に艶を与えたり、形を整えたりするのに使われます。ジェル状の滑らかな使い心地で、髪によく馴染み、思い描いた髪型を長時間保つ効果があります。ワックスやジェルといった他の整髪料とは異なり、ポマード独特の質感と艶が特徴で、昔から愛されてきた髪型から、現代風のアレンジまで、幅広い用途で使われています。ポマードを使うと、髪に自然な艶が出て、濡れたような潤いのある仕上がりになります。この特徴から、オールバックや七三分けといった、きちんとした印象を与える髪型によく合います。また、動きを出したい時や、束感を作りたい時にも役立ちます。ポマードには、大きく分けて水性と油性の二つの種類があります。水性のポマードは、水で簡単に洗い流せるのがメリットです。一方、油性のポマードは、水では落ちにくいですが、その分髪型を長時間キープすることができます。最近では、水性の良さと油性の良さを併せ持つ、水性ポマードと油性ポマードの中間の性質を持つものも販売されています。自分に合ったポマードを見つけて、ヘアスタイルを楽しんでみましょう。

特徴 効果・用途 種類
ジェル状で髪になじみやすい
独特の質感と艶がある
髪に艶を与え、形を整える
髪型を長時間キープ
自然な艶と潤いのある仕上がり
オールバック、七三分け、動きのあるスタイルなど幅広い用途
水性: 洗い流しやすさがメリット
油性: 持続力がメリット
中間: 水性と油性の良さを併せ持つ

ポマードの主成分

ポマードの主成分

整髪料として人気のポマードは、大きく分けて油脂とワックスという2種類の成分から作られています。伝統的に使われてきた油性ポマードの主成分は、トウゴマの種子から採れるひまし油です。ひまし油は、髪に自然なツヤを与え、しっとりとした仕上がりになるのが特徴です。このひまし油に、ミツバチの巣から採取される蜜蝋や、植物から抽出されるカルナバ蝋などの天然ワックスを配合することで、ポマードに固さを与え、ヘアスタイルをキープする効果を持たせています。
一方、近年では、ひまし油以外の油脂をベースにしたポマードも数多く販売されています。例えば、軽い質感で伸びが良い鉱物油をベースにしたポマードは、髪馴染みが良く、初心者でも扱いやすいというメリットがあります。また、ワックスについても、近年では、石油などを原料とする合成ワックスを使用したポマードが登場しています。合成ワックスは、天然ワックスと比べて、強いセット力と高い持続性を持ちながら、べたつきにくいという特徴があります。このように、ポマードは、油脂の種類や配合によって、仕上がりの質感やツヤ感が大きく異なります。自分の髪質やヘアスタイルに合ったポマードを選ぶことが、スタイリングの幅を広げるポイントと言えるでしょう。

成分 特徴 メリット
ひまし油 – トウゴマの種子から採れる
– 髪に自然なツヤと、しっとりとした仕上がり
蜜蝋、カルナバ蝋などの天然ワックス – ミツバチの巣や植物から採取
– ポマードに固さを与え、ヘアスタイルをキープ
鉱物油 – 軽い質感で伸びが良い – 髪馴染みが良く、初心者でも扱いやすい
合成ワックス – 石油などを原料とする
– 強いセット力と高い持続性
– べたつきにくい

油性ポマードの特徴

油性ポマードの特徴

– 油性ポマードの特徴油性ポマードは、ひまし油や鉱物油といった油を主成分として作られた整髪料です。油分を多く含むため、髪に塗布するとしっとりとした質感と、まるで濡れたような強いツヤを出すことができます。油分が髪の毛一本一本をコーティングするので、絡まりを防ぎ、まとまりやすい状態に導きます。この特徴から、油性ポマードは、クラシックなバーバースタイルや、オールバックのようなタイトなヘアスタイルによく合います。綺麗に髪を撫で付け、一日中崩れないヘアスタイルをキープすることが可能です。また、ジェルやワックスとは異なる独特なツヤ感は、大人の男性の魅力を引き出すのに役立ちます。さらに、油性ポマードは保湿力が高い点もメリットです。乾燥から髪を守り、パサつきを抑え、健康的なツヤを与えてくれます。一方、油性ポマードは水に溶けにくい性質を持っています。そのため、シャンプーで洗い流す際に、一度で落ちない場合があり、念入りに洗う必要があります。しかし、この洗浄力の弱さは、長時間ヘアスタイルをキープできるという点でメリットとも捉えることができます。

特徴 詳細
主成分 ひまし油、鉱物油などの油
質感・仕上がり しっとりとした質感、濡れたような強いツヤ
効果 髪のコーティング、絡まり防止、まとまり感アップ
メリット クラシックなヘアスタイル、オールバック、タイトヘアに最適

一日中崩れないヘアスタイルキープ

保湿力が高い、乾燥から保護、パサつき抑制

長時間ヘアスタイルキープ
デメリット 水に溶けにくく、落とすのに手間がかかる

水性ポマードの特徴

水性ポマードの特徴

水性ポマードは、その名の通り水がベースになっており、髪になじませやすく、軽い仕上がりになるのが特徴です。従来の油性ポマードに比べて、自然なツヤ感を出すことができ、近年人気が高まっています。
油性ポマードは一度髪につけると再整髪が難しいのに対し、水性ポマードは手直ししやすいのもメリットです。一日の中でヘアスタイルを変えたい時や、朝のスタイリングがうまくいかなかった時でも、簡単に直せるので安心です。また、油性ポマードを使った後は専用のリムーバーが必要になることもありますが、水性ポマードはシャンプーで簡単に洗い流せるという点も大きな魅力と言えるでしょう。
従来の水性ポマードはセット力が弱いという点が弱点でしたが、技術の進歩により、水性でありながら高いセット力を実現した製品も登場しています。そのため、ふんわりとしたナチュラルなスタイルから、しっかりとした動きのあるスタイルまで、幅広いヘアスタイルに対応できるようになっています。自分の髪質や好みに合わせて、最適な水性ポマードを選んでみましょう。

特徴 水性ポマード 油性ポマード
仕上がり 自然なツヤ感
セット力 従来は弱いが、最近は高いものもある
再整髪 手直ししやすい 難しい
洗い流し シャンプーで簡単に洗い流せる 専用のリムーバーが必要

自分に合ったポマード選び

自分に合ったポマード選び

髪にツヤとまとまりを与え、洗練された印象を与えてくれるポマード。しかし、いざ選ぼうとすると、種類が多くて迷ってしまいますよね。自分にぴったりのポマードを見つけるためには、いくつかのポイントを押さえる必要があります。

まず髪質に合わせたポマード選びが大切です。柔らかい髪質の方は、軽い仕上がりの水性ポマードがおすすめです。一方、硬い髪質の方は、しっかりとセットできる油性ポマードが良いでしょう。

次に、どのようなヘアスタイルにしたいかを考えましょう。ナチュラルなスタイルには、ツヤを抑えたソフトなセット力のポマードを。カチッと決めたいスタイルには、ツヤがありハードにセットできるポマードを選びましょう。

さらに、ツヤの強さも重要なポイントです。自然なツヤを出したい場合は、グリースやファイバー系のポマードを。濡れたようなツヤ感が欲しい場合は、ジェルタイプのポマードを選びましょう。

初めてポマードを使う場合は、少量ずつ手に取ってから髪に馴染ませるのがおすすめです。自分に合ったポマードを見つけて、理想のヘアスタイルを楽しみましょう。

項目 内容
髪質
  • 柔らかい髪質:軽い仕上がりの水性ポマード
  • 硬い髪質:しっかりセットできる油性ポマード
ヘアスタイル
  • ナチュラルなスタイル:ツヤを抑えたソフトなセット力のポマード
  • カチッとしたスタイル:ツヤがありハードにセットできるポマード
ツヤの強さ
  • 自然なツヤ:グリースやファイバー系のポマード
  • 濡れたようなツヤ:ジェルタイプのポマード