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研究者の強い味方!JOISとその役割

コスメを知りたい

先生、「化粧品成分『JOIS』って聞いたことがないんですけど、どんな成分ですか?」

コスメ研究家

「化粧品成分『JOIS』というのは、初めて聞いたね。もしかして、科学技術の情報を調べているときに見たのかな?」

コスメを知りたい

はい、そうです!先生が言っていた、日本の科学技術の情報を集めたデータベースのことですか?

コスメ研究家

そう!JOISはデータベースの名前で、化粧品の成分じゃないんだ。たくさんの論文や記事が登録されているんだよ。

JOISとは

JOISとは

– JOISとはJOISは、かつて日本の科学技術の進歩を支える重要な役割を担っていた科学技術情報データベースです。1976年からサービスを開始し、2000年代後半まで、多くの研究者や技術者に利用されていました。

JOISの最大の特徴は、その収録情報の膨大さです。国内外の論文や記事はもちろんのこと、化学物質の情報など、約9,000万件もの情報を網羅していました。これは、当時のデータベースとしては他に類を見ない規模であり、JOISはまさに科学技術情報の宝庫と呼ぶにふさわしい存在でした。

研究者たちは、JOISを通じて国内外の最新の研究動向や技術情報を収集し、自身の研究開発に役立てていました。JOISは、日本の科学技術の発展に大きく貢献したデータベースと言えるでしょう。

現在では、後継サービスであるJ-GLOBALが、JOISの役割を引き継いでいます。

項目 内容
名称 JOIS(科学技術情報データベース)
サービス期間 1976年~2000年代後半
特徴 約9,000万件もの膨大な情報を収録(国内外の論文、記事、化学物質情報など)
役割 研究者や技術者への国内外の最新研究動向や技術情報の提供
後継サービス J-GLOBAL

JOISの利用方法

JOISの利用方法

JOISは、学術情報へのアクセスを提供するオンラインサービスです。インターネットを通じて利用できるため、場所を選ばずに情報検索を行うことができます。自宅や研究室のパソコンからアクセスすれば、図書館に出向く手間も省け、時間を有効に活用できます。

JOISの大きな特徴の一つに、日本語による検索が可能な点が挙げられます。論文データベースや学術雑誌の記事など、専門性の高い情報を探す際、専門用語を正確に理解し、入力する必要がある場合も多いでしょう。JOISでは、日本語で検索を行うことができるため、専門用語の理解が不十分な場合や、複雑な検索条件を設定したい場合でも、スムーズに情報収集を進めることができます。

さらに、JOISは、国内外の様々な分野の学術情報を網羅しており、論文、記事、会議録、報告書など、多岐にわたる資料を検索することができます。論文の引用関係を追跡できる機能や、関連する研究分野の情報を見つける機能なども備えており、研究活動の効率化に大いに役立ちます。

このように、JOISは、日本語での検索、豊富な情報量、便利な機能など、多くの利点を備えたサービスであり、研究者や学生にとって非常に有用なツールと言えるでしょう。

サービス名 特徴 メリット
JOIS – インターネット経由でアクセス可能
– 日本語での検索が可能
– 国内外の様々な分野の学術情報を網羅
– 論文の引用関係を追跡できる機能
– 関連する研究分野の情報を見つける機能
– 場所を選ばずに情報検索が可能
– 図書館に出向く手間が省ける
– 専門用語の理解が不十分な場合でもスムーズに情報収集が可能
– 研究活動の効率化に役立つ

JOISの終焉とその後

JOISの終焉とその後

長きにわたり、日本の科学技術の発展に貢献してきた学術情報センターオンライン情報システム(JOIS)。多くの研究者にとって欠かせない存在でしたが、時代の流れとともに、その役割を終えることになりました。
2000年代後半、JOISは後継サービスであるJOIS Easyへとその役割を引き継ぎました。JOIS Easyは、従来のJOISの機能をさらに進化させ、より使いやすく、より多くの情報を検索できるサービスとして開発されました。

JOISからJOIS Easyへの移行は、単なるシステムの変更にとどまらず、日本の学術情報流通の大きな転換点となりました。JOIS Easyは、インターネットの普及に伴い、より多くの利用者に門戸を開くことになりました。また、従来のデータベース検索に加え、電子ジャーナルや電子書籍など、より多様な情報へのアクセスを提供することで、研究活動の幅を広げました。

JOISの終焉は、一つの時代の終わりを告げると同時に、新たな時代の幕開けを象徴する出来事でもありました。JOIS Easyは、JOISの精神を引き継ぎながら、進化を続けています。今後も、日本の学術研究を支える重要なインフラとして、更なる発展が期待されています。

項目 内容
旧システム 学術情報センターオンライン情報システム(JOIS)
後継システム JOIS Easy
移行時期 2000年代後半
JOIS Easyの特徴 – 従来のJOISの機能を進化
– より使いやすく、より多くの情報を検索可能
– インターネット普及に伴い、より多くの利用者に門戸開放
– データベース検索に加え、電子ジャーナルや電子書籍など、より多様な情報へのアクセスを提供
移行の意義 – 日本の学術情報流通の大きな転換点
– 研究活動の幅を広げる
今後の展望 – JOISの精神を引き継ぎながら、進化を継続
– 日本の学術研究を支える重要なインフラとして、更なる発展が期待

JOISが残したもの

JOISが残したもの

JOISは、正式名称を「科学技術情報センター オンライン情報システム」といい、日本の科学技術情報の普及に大きく貢献しました。1970年代、情報といえば図書館で書物を読むのが一般的だった時代に、JOISは誕生しました。当時最先端のコンピューター技術を用いることで、論文や報告書といった科学技術情報をオンラインで検索し、その内容を画面で閲覧することを可能にしたのです。

JOISの登場は、日本の研究活動に革命をもたらしました。それまでは、必要な情報を探すだけでも多大な時間と労力を要していました。しかし、JOISの誕生により、研究者や技術者は自宅や研究室にいながらにして、膨大な量の科学技術情報にアクセスできるようになったのです。これは、時間と場所の制約から解放され、より効率的かつ効果的な研究活動を実現する道を開いたことを意味します。

JOISの功績は、単に情報へのアクセスを容易にしただけではありません。JOISの普及は、日本の科学技術情報サービスの発展を促す上でも大きな役割を果たしました。JOISの成功に触発される形で、その後、様々な機関が独自のデータベースを構築し、オンラインで公開するようになりました。これにより、日本の科学技術情報は質、量ともに充実し、世界トップレベルの水準へと押し上げられることになったのです。今日、私たちが享受している科学技術の進歩は、JOISの功績を抜きにして語ることはできません。